あらすじ
帝国東方辺境領姫ユーリアを手中にして凱旋した近衛少佐・新城直衛を、衆民は歓呼して迎えた。だが、その名声を喜ばぬ者たちの怨嗟は皇都の闇に広がり、おぞましき策謀が蠢き始める……。そして、つかの間の平穏を突き崩し、帝国軍の容赦なき冬季攻勢が発動! つくられた“英雄”新城は再び最前線へと赴くが!?
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Posted by ブクログ
「英雄」として皇国の行く末を担わざるを得なくなる新城。
義兄の元を訪ね、その指揮権を(臨時に)継承することに。
新城が戦を率いる場面は多くありませんが、政治的な混乱部分が本書の大半でありながら、「つまらない」と感じさせない筆力です。
次巻は新城が「全軍」を指揮しての戦闘となりそうで、期待大です。