【感想・ネタバレ】12番目のカード 下のレビュー

あらすじ

なんと、強姦未遂事件は米国憲法成立の根底を揺るがす140年前の陰謀に結びついていた。そこにジェニーヴァの先祖である解放奴隷チャールズ・シングルトンが関与していたのだ……。“140年もの”の証拠物件と最先端の科学捜査技術を駆使し、ライムはすべてを解き明かすことができるか? 2006年「週刊文春ミステリーベスト10」第4位。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やってしまった、気付けば平日の深夜1時、終盤に入ってページをめくるのをやめられなくなってしまった。
個人的には石の猿はいまひとつで、前作の魔術師はまぁまぁだったけど、今作は前作以上に良かった。
終盤にセトルが銀行相手にふっかけるシーンは痛快だった。
カウンセラーに化けたボイドの相棒がセトル親子を連行する直前、ラキーシャの挙動が怪しくて、えっ黒幕?!ってまんまと思わされた。でも、その怪しさの理由が明らかになった時は、けっこう辛かったな。
そして、リンカーンの小さな勝利には驚いた!サックスが気付く前に反応できた自分を褒めてやりたい笑

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2021年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

(上巻より)

それに、高校に刑事が高校生として、潜入捜査しているのも面白かった。
しかも札付きの少女として。
生徒たちが大人びているアメリカの高校ならでは、という気もするが。
あと、ちらっと前回の主人公、イリュージョニストが出てきたのも良かった。

ハッピーエンド好きの自分としては、
当然、ジェニーヴァの人生が好転することを望んでいたが、
例え、彼女の向上心に心を動かされない読者でも、
彼女の祖先の土地をだましとった銀行に、
その権利を請求しに行く最後の場面は溜飲が下がるに違いない。

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2018年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ第6弾。女子高生ジェニーヴァが襲われそうになるところから始まる。現場に残された一枚のタロットカードの意味は。その後も狙われるジェニーヴァ。ライムたちはいつも通りひとつひとつの謎の検証していく。その捜査、推理から見えてくるもの。犯人の工作とライムたちとの駆け引きの面白さ、二転三転する展開。140年前の手紙が教えてくれるもの。興味は尽きない。黒人奴隷が託した願いとそれを現代に呼び戻したジェニーヴァの想い、ライムの仕事。何一つ見逃さないライムの頭脳が今作も楽しませてくれる。

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2018年11月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 やっぱりジェニーヴァのキャラクターの魅力がすごい。
 ホントに物語を牽引している。

 後半の「え? あれ? は?」みたいな展開は見事。
 このシリーズも1巻から読むしか。
 久しぶりに読み応えのある本でした。面白かった。

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2012年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いつものシリーズ通りぐいぐい読ませる内容だったのは確か。ただ上巻を読みながら、きっとまだ何かあるのだろうと思ったのが、そうでもなく終結したのが残念だった。12番目のカードも、「えっそれだけ!?」という感じで表題にするまでかなと思った。たしかに象徴的な意味では必要だったが。いつもと違う、過去の事件の解決や、ライムの最後のシーンを見せるための作品と思えば十分シリーズの中でも読み応えのあるものだとは思った。

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2011年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

〈リンカーン・ライム〉シリーズ第6弾
絶妙なプロット、驚愕のエンディング
"140年もの"の証拠物件を解明できるのか?
ライムの頭脳が時空を超える――
「2006年度週刊文春ベストミステリーベスト10」第4位

襲われた少女・ジェニーヴァの祖先を探っていくと、
そこには140年前のアメリカ合衆国憲法成立の根底を揺るがす、
解放奴隷の秘密があった。
一方、ジェニーヴァが襲われるが、そのうちの一人は出所した父親であったことが判明する。
また、微細な証拠物件を中心に捜査した結果、実行犯は「歩く処刑人《デッドマン・ウォーキング》」トムソン・ボイドであることを突き止める。
彼は元死刑執行人だった。
一息つく間もなく、学校カウンセラーに化けていたトムソン・ボイドの相棒に襲われるジェニーヴァだったが、今度は父親の機転で難を逃れる。
これほどまでに執拗に付け狙われるジェニーヴァ、あるいはその祖先が関与しているモノとは……。

明かされてびっくりのオチではあるものの、高い水準を求めてしまっているディーヴァーにしては平凡かなあといった印象。

ミステリ  :☆☆☆
ストーリー :☆☆☆
人物    :☆☆☆☆☆
読みやすさ:☆☆☆☆☆

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2013年12月25日

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