【感想・ネタバレ】盾の勇者の成り上がり 1【電子版書き下ろし付】のレビュー

あらすじ

《電子版限定オリジナルショートストーリー収録!》「盾の勇者」として異世界に召喚された岩谷尚文は、冒険三日目にして仲間に裏切られ、名声と所持金を一挙に失ってしまう。……なぜ、俺だけがこんな目に!? 生き延びるため非情に徹しようとする尚文。そんな彼の前に、一人の少女が現れて……!? 絶望の淵から這い上がる男の軌跡を描く成り上がりファンタジー!

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図書館である書物を手にとったことがきっかけで、異世界に召喚されてしまった主人公・岩谷尚文の活躍、もとい“成り上がり”を描く人気ファンタジーノベル。
王道の異世界転生モノですが、主人公が人間不信からのマイナススタートという点がなんとも斬新な作品です。

尚文が召喚されたのは、「メルロマルク」という国。その世界には終末の予言というものが存在し、龍刻の砂時計が落ちはじめたとき、ひと月ごとに訪れる「波」が振りまく災厄を跳ねのけなければ世界は滅ぶ――という不吉な伝承がありました。
それが現実となった今、対処する最終兵器として異世界(=日本)から召喚されたのが、尚文はじめ4人の勇者たち。
しかし、他の3人が、剣・槍・弓という華やかな伝説の武器の属性である一方、尚文の武器は「盾」。なんか地味。そこはかとなく漂う負け組感。
しかし物語はここからが本題です!
なんと他の勇者3人の姦計にはまり、婦女暴行の冤罪を着せられた尚文は、右も左もわからない異世界で、いきなり放逐されてしまうことに……。

現実世界ではオタクで引きこもり気味の大学生、さらに異世界ですら輝けない。
一時は完全に自暴自棄になる尚文でしたが、そのゴ●ブリ並みの生命力で、マイナスの境地から世界を救う本物の勇者になるべく、試行錯誤の旅がはじまります。

もちろん、そんな尚文に同行したり、味方になったりするお約束の美少女たちも、本作の見どころです。
亜人の少女ラフタリア、鳥型の魔物でありながら人型に変形する幼女フィーロ、ツンデレ王女メルティ、これまた亜人のアトラなど、各種美少女しっかりととりそろえ。

本編は現在22巻まで刊行中。さらに漫画版『盾の勇者の成り上がり』、スピンオフ『槍の勇者のやり直し』『盾の勇者のとある一日』『盾の勇者のおしながき』(すべてKADOKAWA)と、関連作も大充実しています。
まずはぜひ、原点である本作から入ってみてください!

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勇者なのに、恵まれない

勇者は、すごい怪物を倒すとばかり想像していましたが、なんだか人間関係に恵まれない不遇な環境での活躍が、今後の展開がどうなるのか、気になります。

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2019年01月31日

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