【感想・ネタバレ】朝星夜星(下)のレビュー

あらすじ

開化期の大阪・川口梅本町に「自由亭ホテル」を開いた草野丈吉・ゆき夫婦は、満を持して大阪の中心地・中之島に打って出る。民間人でありながら深い「志」を持ち、夢をかなえた丈吉は、幕末から明治の外交を料理で支え、大阪の町の発展に貢献する。「食の外交官」としてその名を知られ、何もかも順風満帆に見えた矢先、思いがけない事件が起きた。より大きな夢に向かってひた走る夫を子供たちとともに見守り、応援してきたゆきは、その時――。フーカデン、ローストグースなど、「自由亭」の料理を食べたくてたまらなくなる歴史小説。解説は、朝井まかての小説をこよなく愛する作家・一穂ミチ氏。 ※本書は、2023年2月に刊行された作品に加筆・修正し、上下巻に分冊したものです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

天皇の午餐会(ごさんかい) (承前)/故郷/二人づれ/流れる星の音/星々の宴(うたげ)

男は志を持ち目指すものに向かって邁進するのがあたりまえ
女は嫁に行き子を育て家を整えるのがあたりまえ 

そこからはみ出す人は? あたりまえ?

ゆきさんや彼女の周りのおんなたちが大好きです
飄々と自分の感じるままに自分の道を歩いているのが素敵です

江戸の時代から明治へ
鎖国から開国へ
激動の時を諸外国と国民の間に立って
考え 歩いてくださった方々に感謝します
ありがとう

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

幕末から明治初期を西洋料理と外国人の接待で国を支えた草野丈吉と妻のゆき、そして家族と草野のもとに集まった人物たち。まったく知らなかったが、この人物にもっとスポットが当たってもいいのではないか。
大河ドラマにもなりそうな作品

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2026年04月15日

Posted by ブクログ

最近特に新撰組や明治維新に絡んだ立派な市井の女性のお話しを続けて読んだけど、偉そうな権威主義に固まっている男連中より、庶民のオカンが一番立派で強かったんや。そりゃ男性の偉人も多いけど、無名の女性に陽を当てたまかて先生に拍手です。

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

大阪自由亭も順調に行くかと思いきや、波瀾万丈で草野丈吉も亡くなり、娘の錦が跡を継ぎ、自由亭は大阪ホテルとなる。錦を支えた星丘が亡くなると、大阪ホテルは売却された。
上下巻纏めて、
草野丈吉の妻ゆきの視点で自由亭の誕生から繁栄、自由亭が草野ファミリーから手放されていくまでが描かれている。
人の一生を思うに、つくづく人は1人で生きているのではないと思わされる。草野丈吉も五代友厚、陸奥宗光らの支えがあってこそ、自由亭を大きく出来た。丈吉自身も星丘が災難に会った時に助けている。その星丘も丈吉が亡くなったあと、娘の錦を支え続けた。
それにしても昔の人は早くに亡くなっている、人生50年の時代。今は人生100年と言われるが、
印象に残った文章
⒈天下の貨財は私すべきものにあらずと思っている。たとい失敗し、あるいは産を空しゅうすることがあったとしても、国家国民を幸福ならしむることを得れば、おれの望みはそこで成っている(五代友厚)
⒉雷は一度きり、失敗したその後どうするかが人間の分かれ目や(草野丈吉)
⒊己で稼いで己が費消するだけでは面白ないがな。商いは、かあっと胸の熱うなる大義こそが帆柱や(草野丈吉)

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

シゴデキ料理人の丈吉とその周囲の出来事に翻弄されながらも力強く生きた女性“ゆき”…

星はこの世に降りて集い、巡り、そしてまた空へと散る

この言葉が響きました。

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2026年03月26日

Posted by ブクログ

時代が移り行く時に、夫婦と義妹との小さな料理屋から始まった物語が、いくつもの危機を乗り越え時代を象徴するホテルへと成り上がっていく。
ひょんなことから夫婦になった「ゆき」と「丈吉」。
頑固者の丈吉に口出しをせず、でもしっかりと手綱を握り誰よりも理解し、支え続けるゆき。
じっと耐えるだけではなく、時にはガス抜きをして
朗らかに生きていく姿は、昨今の「男女平等」とは程遠いけれど、幸せに見えた。
時代が時代なだけに、幾つもの別れや悲しみがあるにも関わらず、出来事を点と点で結ぶ浅井まかてさんの作風は、その間に流れる気持ちを想像させてくれて豊かな気持ちになった。

美味しそうな料理も数多く登場してお腹が空くような
でも満たされるような作品だった。

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2026年06月21日

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