【感想・ネタバレ】“文学少女”見習いの、卒業。のレビュー

あらすじ

「わかったでしょう? 邪魔よ」親友の瞳から、そう告げられた菜乃。しかも心葉【このは】は、そんな瞳とつきあうという! 仰天する菜乃の前に、さらに、瞳の過去──人を死なせたと噂された3年前、彼女の側にいた人物が姿を現す。瞳に何か起こっているなら、引くわけにはいかない! 心を決め、動きはじめた菜乃に、心葉は1冊の本を差し出し……。瞳が抱く秘密とは? そして、迫る心葉との別れと、菜乃の初恋の行方は──。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この幼くも真っ直ぐに頑張る"文学少女"見習いに最上級の拍手を送りたいです。
頑張ったね菜乃ちゃん、凄く頑張ったね。
久しぶりに死にたがりの道化から読み返してきましたが、ここまで来ると心葉の成長も凄まじくて…青空に似ているを見るシーンはこちらまでハラハラしてしまいましたが心葉が発作を起こすことなく想像し切れた姿を見て私は嬉しくなりました。
瞳ちゃんと菜乃ちゃんの友情や、罪と淋しさを背負いながら生きていくと決めた先生にも、みんな幸せになってほしいと思います。
個人的に大満足の卒業でした。

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2025年11月20日

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ネタバレ

文学少女見習い。最終巻。報われないことが決まっている恋について、どう決着をつけるのか。そして前巻の「傷心」のラストは?と、面白くないわけがない内容で、その期待どおり、すっごく面白い話だった。「文学少女」で太宰治から始まり、「見習い」で夏目漱石で締めくくられる流れも素敵。読んで良かった。

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2016年12月12日

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ネタバレ

今回の題材は夏目漱石の「こころ」
大好きな作品なので、物語も理解しやすかったです。
自分のエゴな行いに、生涯、悩み苦しんだ先生。
悪人でも特殊な出生でもなんでもない、ごく普通の「先生」の悩みだから誰でも共感出来るのだろう、という言葉になるほどと思いました。
でめ、どれだけ報われないようなことが登場人物たちに起こっても、そこから希望を見いだせるラストに繋げる野村先生は、本当にすごいなぁと思います。

もう1つ題材はチェーホフの「櫻の園」
心葉の卒業でした。
菜乃ちゃん、本当成長しましたね!
姫の言う通り、明るくて優しくて度量の広いいい女になるよー!

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2013年08月04日

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ネタバレ

最後の彼の告白があまりにも綺麗。黄色みがかった真っ白で、ふんわりしていて、すごくあったかで幸せな気分になれる。“もしかしたら、この幸福を味わうために生まれてきたんじゃないだろうか”。

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2012年10月31日

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ネタバレ

外伝"文学少女"見習いシリーズ完結編。菜乃ちゃんと心葉君にもついに別れの時が…。作家としての心葉君から菜乃ちゃんへの特別なプレゼントがとても素敵だった。菜乃ちゃんもななせちゃんもこれから新しい物語を紡いでいってほしい。

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2013年02月21日

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ネタバレ

日坂菜乃シリーズになってから、ふわふわとしたストーリーばかりでしたが、久々にどろどろのお話でしたね。それと心葉が「青空に似ている」を客観的に扱えるようになり、作家として本格的に歩み出した姿が印象的でした。

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2012年07月19日

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ネタバレ

文学少女見習いシリーズ最終巻。
最終巻にふさわしい物語だったと思います。菜乃可愛いよ菜乃。
最後にはみんな幸せに慣れてよかったと思いました。

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2012年05月04日

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ネタバレ

誰の目にも無理とわかっていても、想いを貫いた菜乃が健気すぎる。
彼女は周囲の人達に陽を当てる、天性のものがあるようで、そのあたりは麻貴先輩も認めていた節がありますね。
ちょっとはじけ過ぎ位の元気良さが、遠子を失った心葉の心をフォローしただけでなく、彼の成長の助けにもなった。
恋愛ではなくても、確かな絆が生まれていたように思います。
心葉にもその自覚があったから、動物園デートを承諾し、卒業式の日のサプライズプレゼントと、感謝の言葉だったのでしょう。
この先の菜乃にどんな未来が来るのか、、それも楽しみです。
文芸部つながりで遠子と菜乃のストーリーってのも見てみたかったなあ。

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2011年04月07日

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ネタバレ

見習い③でラスト。

[寂寞]
題作は漱石のこころ。
前巻ラストで菜乃の親友の瞳ちゃんがコノハとキスしてる(ような)場面から。
ショックを受けて、即座にコミカルにツッコミを入れるのはさすがです。

別れは寂しいけれど、瞳ちゃんがこの決断をしたのは、好きな人に邪険にされても想い続けてそばに居た親友を見続けてきたからだと思う。
まあ現実問題として、即決即断としても翌日に犬を連れて海外に行くなんて出来るのかね。

[ある日のななせ]
琴吹さんが自分の気持ちにケリを付けつつ、オカ(夕歌)とやり取りする話。

[卒業。]
題作はチェーホフの桜の園。
恋の結末は予想通りではあったけども、スッキリと失恋ができた感じで良かった。
彼女の文学少女への道は続くのでしょう。

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2019年11月19日

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