あらすじ
毎日楽しくて、お父さんもいて幸せで。でも、ふとした時。ほんの少し、寂しくなるのは、お母さんを想うとき──。ある日、お母さんの引き出しで知世ちゃんはあるものを…? やさしい言葉であなたに語りかける、11編を収録したロングヒットシリーズ!
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内容も今風に変化してる
どうしても以前の作品と比べてしまうけど、描かれる人たちが、よりイキイキと自分の道を進む内容が多くて私は好きです。
世間を気にして生きる時代から、自分が好きな道を楽しんで進む今の時代に合ってると思います。
Posted by ブクログ
最近は軽めのお話が中心で、それはそれで素敵なのですが、この最新刊では昔のように起承転結がある深い話が多いです。その分読んでると辛くなりますが、感動と切なさもひとしお!!大好きな漫画!!
ファンタジーの要素とメルヘンの要素を上手く織り交ぜながらのヒューマンドラマ。
ちょっぴり大人びた知世さんと知世さんを子ども扱いしない父が良いです。
魔法使いの物語が特によかった。
サンデーポートレイト、レッドチューリップ、スクールアワーズと好きな話がたくさんあって、幸福感と同時にじんわりと切なさが広がるような素敵な一冊でした。
Posted by ブクログ
安定のシリーズ、ようするにワンパターンなのだな。
絵が綺麗で。
小物がかわいくて。
孤独の楽しさがあって。
言葉が美しい。
充分だと思う。
昔のようなひりひりした美しさはないけれど、読んでて楽しい。
美しい。
未婚の退職の女性教師への餞を生徒たちが贈る話が一番好き。
彼らの演出にホロリときたあとの「先生」の宣言がよかった。
普通、ああいう話って私はいつでもあなたたちのとかに続くけど、彼女が前を向いて進むと笑顔で決意するのが爽やか。
前より教育的
幼少期に母親を亡くし、大人びた言動をする小学生の女の子の知世と、作家をしている彼女の父親の信吉の日常をオシャレに描いたハートフルストーリーの続編の第二巻。
講演予定の人が急病で倒れピンチヒッターとして白羽の矢を立てられた信吉。
休みの日に知世を一人自宅に残さなければいけなくなった。
父親がいなくてさみしい思いもあるが一人の休日を堪能する知世。
叔母の百合子や信吉の家によく来る編集者の北原さんも思い思いの休日を過ごすのだった。
放課後に友達と自分のお父さんの仕事について話す知世たち。
一人の子の父親が企業の重役だということを鼻にかけて話すなか別の友達が知世の父親は有名な作家だと言って対抗する。
あまりいい反応を得られなかった知世は信吉の写真の切り抜きを学校に持って行っていいか父親に聞く。
ただ話しているうちに知世は自分自身のつまらないプライドのために父親を利用してはだめだという考えにいたり辞めた。
しかし企業の重役を馬鹿にする発言をした彼女に世の中の仕事で一番大切なのは名前もあがらないような人たちがつながって働いているからこそ自分の作品がいろんな人の手に届くんだと諭した。
前作はロマンチックでおしゃれな親子関係が目立っていたが今作は自分たちと社会の位置関係などもっとフラットで現実的な話が増えた。
おとぎばなしの感じは減ったけど時代が進んだ感覚は個人的に好みであった。