あらすじ
マネジメントは「なぜ」必要なのか、「何を」行うのか、「いかに」行うのか。その基本と本質を説くドラッカー経営学のエッセンス!
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Posted by ブクログ
チェンジリーダーの必要性がわかり、いかにそれを実施することができていないかを実感させられる。
-引用-
★凡人は「何をしたいか」から考える。あるいは、せいぜい「自分は何に向いているか」を考える。しかし、正しい問いは、「客観的に見て、今後、事業にとって、重要なことは何か」である。必ず自問し続けなくてはいけない。次に問うべき質問は、「自分の強みは何か。事業にとって必要なことのうち自分が貢献できるもの、他に抜きん出て貢献できるものは何か」である。この問いを徹底的に考えて、初めて「自分は何を行いたいか。何に価値をおいているか。残りの人生とまではいかなくとも、今後、何をしたいか」「それは事業にとって本当に必要か。基本的かつ不可欠な貢献か」を問う事が出来る。
★企業の内部にも、すでに起こった未来を見つける事が出来る。...その1つが企業内の摩擦である。何かを導入したとき、もめごとが起こる。新しい活動が組織内に変化を引き起こし、すでに受け入れられているものと対立する。すなわち、知らずして急所に触ってしまう。
★全人格的な献身が必要とされる。そのビジョンを心から信じているか。本当に実現したいか。本当にその仕事をしたいか。本当にその事業を経営したいか。である。
★もし、不確実でもなく、リスクを伴うものでないならば、そもそも、未来のためのビジョンとして現実的ではない。なぜならば、未来それ自体が不確実であって、リスクを伴うものだからである。したがって、ビジョンに対する全人的な献身と信念がないかぎり、必要な努力も持続するはずがない。
Posted by ブクログ
今年の行動指針は「革新」だし、2月から異動だしで、再読。2000年の初版だがドラッカーの言葉は決して色あせない。今回響いたのは、
「変化はつねにノンカスタマーから始まる(p128)」
「すべてを管理しようとすることは、何も管理しないに等しい(p173)」
行動様式に落とし込みたい。
Posted by ブクログ
このブログを見ている方、特にビジネススクールに通っている方に質問。
「起業が成功するための、一番の要素は何か?」答えは「創業者を含めた、社員の体力」である。
したがって、振替伝票を500枚切っただけで、翌日14時間も睡眠を取った大野なんぞ、ベンチャーなんか絶対に無理である。
サイバーエージェントの藤田社長は創業時、一週間で110時間働くことを自らに課したそうだし、子会社の社長に若手を抜擢する理由として、「不可能な事でも、体力で可能にすることがよくあるからだそうだ。」
楽天のCEO三木谷氏もその点は重々承知で、楽天市場に出店を募る時、頑張っていることを新規開拓先に見せつける為に、予めスーツ姿で筋トレをして、汗だくで商談をしたとのことだ。
私も某大学から「大野~ウチのビジネススクールにも、ビジネスオタクの生徒がいて、ビジネススクールを出たら、起業出来ると思っている奴がいるんだ。一度講釈を垂れてくんないかな~」と非公式のオファーがあった。
私はそれにこう答えて、話は流れた。「本物のビジネスをしたかったら、ガチ難しいTOEFLとGMATを受けて、アメリカ行って寝る暇も惜しんで勉強してこい」と。
ちょっと、前置きが長くなったが稲森さんも起業時から徹夜、徹夜の連続である。
「京セラは京都の会社だから、同じ京都の日本電産みたいなノリちゃうん?」と言われる方もおられるであろうが、トップが仕事に頑張ると部下の士気も挙がるのである。
本書では稲森さんの代名詞である「アメーバ経営」云々については、述べてない。
しかし、'稲森和夫 'の本質が分かる本である。
京セラ創業、第二電電設立、京都商工会議所会頭就任等、余すところなく稲森さんの歴史が幼少時代から語られている。
残念ながら、JAL再生については、少し前の書籍ということで入っていない。
しかし、現役の経営者で実績からいって、五本の指に入るであろう稲森氏の足跡を辿るには、十分な本である。
一読をお薦めします。
Posted by ブクログ
読んでいると、今悩んでいることがハイライトされる気がするくらい、様々な示唆を提供してくれる本。そういう意味では読むタイミングや状況によってハイライトされる場所は変わってくるのだと思う。
Posted by ブクログ
マネジメントの役割
→目的を果たす、生産的な仕事を通じて生き生きと働けること、社会問題の解決に貢献すること。
我々の事業は何か、顧客は誰かという問いをし続ける。
我々の事業はどうなるか
会社の定義から3年に一度見直す。 NPOはどの程度自分が成功しているのかを知るために外に目を向ける。
無給だからこそ心の満足を求める。
限界を知ることの大切さ。
組織の原則→透明性、責任者、決定者。上司は1人。
評価は定量プラス定性でおく。
レターを上司に送る。その中で仕事の目標を明確化する。
→家族への手紙を書かせる。そして渡させる。会社関係なく。ここでお金も渡す。
成果を上げれない奴は人事の責任。
責任感あるものが成果を上げれるようにするのがマネジメント。
人事には外のものにいきなり大きな仕事を与えないなどさけないといけないことがある。
強みを見るのが大切。
何人かの考えを聞くのが大事。
なぜ面接は複数回できない?
未来の探し方→人口構造、知識、他の国の産業など、産業構造、企業内の摩擦など。
信じることにより、バイアスがかかるリスク。
既存事業と企業家的なものを一緒に行ってはならない。
ベンチャーの成功要因
市場に焦点を合わせる、財務上の見通しを持つこと、トップマネジメントの用意、起業家の決断。市場中心で考える。