あらすじ
陸の平壌会戦と海の黄海海戦における日本軍勝利の報が伝えられると、当初は大国・清との戦争を不安視していた明治天皇、そして一般国民も戦勝に酔いしれ始めた。だが、朝鮮での日本兵は開戦以来、人夫不足に悩まされ続け、平壌の山県有朋第一軍司令官も「これでは食糧が運べん」とお手上げ状態。やむなく第一軍は進軍を中止し、兵隊自身が人夫となって食糧を運ぶことに…。
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Posted by ブクログ
西郷隆盛は、征韓論を唱え、朝鮮を植民地にすべし、と唱えたとされる。本当にそうだったのか、日本の進路は、実は日露戦争の勝利を分水嶺として変わったという江川氏の分析が、日清戦争前の日本からたどっていく。過去の日本が起こしたとされる戦争が、いかにフィクションであるかを浮き彫りにしていく。