あらすじ
鉱山技術に関する禁書、そしてホロの故郷ヨイツの情報を追って港町・ケルーベへとやってきたロレンスたち。彼らは、町で交錯するさまざまな人たちの“金儲け”への思惑に直面する。電撃文庫の原作ファンにも人気の“ケルーベ編”を描く第9巻!
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Posted by ブクログ
原作5巻、レノスの街でのエーブ・ボランとのエピソードは省略され、原作8~9巻「対立の街(上下)」のエピソードが描かれる。原作6~7巻はやや中弛み気味だったが、8~9巻のエピソードは、キーマン副館長とエーブ・ボランという強烈なキャラにびびるロレンスというおそらくシリーズ中の白眉だけあって、コミックスも勢いを取り戻したかのように見えます。
ただ、原作では5巻、6巻、そして11巻の外伝まで動員して肉付けしてきた「エーブ・ボラン」という重要キャラにあっさり信頼されるようになる、という構成は、やっぱりちょっと不満が残りますね。
でも、まだ「狼と香辛料」が読めるのは幸せなことです。
願わくば、このまま掲載が続いてラストのエピソードまで見届けることができますように。