【感想・ネタバレ】ゲーテとの対話 上のレビュー

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ネタバレ

目標に通じる歩み

一部ご紹介します。
・「誰でも自分自身が一番よく知っていると思い込んでいる。それで多くの人が失敗し、長いこと迷わなければならない」
・「いつかは目標に通じる歩みを一歩一歩と進んでいくのでは足りない。その一歩一歩が目標なのだし、一歩そのものが価値あるものでなければならないよ」
・「どの詩の下にも、いつ作ったという日付を書いておくことだね。そうしておけば、それがまた同時に君の心の状態の日記として役立つことになる」
・「趣味というものは、中級品ではなく最も優秀なものに接することによって作られる」
・「沈んではいくがいつも同じ太陽だ。年を取ると、ときには死について考えてみないわけにはいかない。死を考えても私は冷静でいられる。なぜなら、我々の精神は絶対に滅びることのないものであり、永遠から永遠に向かって絶えず活動していくものだと強く確信しているからだ。それは太陽に似ている。太陽も地上にいる我々の目には沈んでいくように見えても、実は決して沈むことなくいつも輝き続けているのだからね」
・「重要なことは決して使い尽くすことのない資本、すなわち実力を作ることだ。実力をしっかり身に付け、有用な仕事に力を集中して、君にとって何の成果にもならないこと、君にふさわしくないことは全て放棄したまえ」
・「人はただ自分の愛する人からだけ学ぶものだ」
・「今や歴史批評などというものが現れて、英雄的人物など存在しなかった、単なるフィクションか寓話として見なすべきだ、というのだね。しかし、そんなつまらないことを聞いたところでなんになるのか。昔の人がそういうものを創作するほどに偉大であったのなら、我々にだって、せめてそれを信ずるだけの偉大さがあってしかるべきだろうに」
・「自由とは不思議なものだ。足るを知り、分に安んじることを知ってさえいれば誰だってたやすく十分な自由を手に入れられる。誰でも健康に暮らせて、自分の職にいそしむだけの自由があれば、それで十分なのだ」
・「我々はただ黙々と正しい道を歩み続け、他人は他人で勝手に歩かせておこう。それが一番いいことさ」

#深い #タメになる

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ゲーテとの対話の全三巻のうち第一巻に相当する。
ゲーテの御宅にお邪魔した経緯と、聞いたことと,感じたことを書き留めたもの。

ゲーテの作品を読んだことがある人には興味深い内容。
ゲーテをよく知らない人には、あまり興味が沸かないかもしれない。

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2012年10月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ゲーテの書生として、薫陶を受けたエッカーマンが、
師と過ごした年月を語る。若々しい恋の歌であるマリーエンバート悲歌を
作ったときのエピソード、老いたゲーテが語るところなど、
やりとりがなかなか面白い。
まとめると『老ゲーテ 若い才能 ほめ育て 文学史の中 足跡刻む』といったところでしょうか?

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2011年12月15日

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