あらすじ
今日の企業は、高度に複雑化している。だが、複雑なシステムの中でも、本当に重要なことはいくつもない。明晰な思考を妨げる最大の障害は、ものごとを複雑に考えすぎるということだ。「何が本当に重要か」を見極めることができれば、短期間に企業は著しいパフォーマンスの向上を達成することができる。
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Posted by ブクログ
ザ・チョイス
―複雑さに惑わされるな!
「ザ・ゴール」のTOC理論で、ボトルネックに着目して改善することによって劇的に生産性は上がるということを説いたゴールドラッド博士の”科学的に現実を考える”ための思考方法に関しての書です。
訳者後書きにある要点は
・人はもともと善良である
・すべての対立は解消できる
・ものごとは、そもそもシンプルである
・どんな状況でも飛躍的に改善できる
・すべての人は充実した人生を過ごすことができる
とありますが、それに加えて個人的には、わかったつもりになっている言葉によってロジックが堂々巡りになるトートロジーの話が面白かったです。自分でもよく使っちゃっているなあと・・・
物語仕立てで、例をあげてわかりやすく解説しているのはいつものことですが、本書の内容は汎用性が広すぎて、この考え方で本当に全てのケースが対応できるのか?というところで竹蔵は思考停止になってしまいました。
”一つの原因からは複数の結果が必ず生まれている”という信念に基づいて・・・
信念がなかなかもてない竹蔵はそこをブレークしないと先に進めないのでした。
竹蔵
Posted by ブクログ
物事は複雑だという固定観念を捨てて、まず物事はシンプルだと信じることが重要。
その後、一番の問題に対して注目し、その根本的原因を探る。原因の根拠を探すと、途中で抽象的な項目が表出してくる。その場合は、一つの事象や仮説を探す、別の視点や大きな範囲でみるといった手法によってより根拠を具体化する。