【感想・ネタバレ】めしばな刑事タチバナ38 長考！ チョコレートのレビュー

坂戸佐兵衛 / 旅井とり

警視庁城西署刑事課に転属してきた立花刑事。風采のあがらないオヤジだが、実は本庁に籍を置いたこともあるエリートで、食についての知識は群を抜く。通称「めしばな」と呼ばれる変わりダネだ。捜査や取調べに得意の知識と情報を生かして事件の真相に迫る。
最新38巻は、『長考! チョコレート』。我が城西署の甘味部女子5人が、チョコレートを語り倒す！ 日本のチョコがいかに高品質かを謳い、最新チョコの高カカオ傾向を分析し、無人島に持って行くなら絶対にこのチョコ！ と究極のチョコ愛を叫ぶ、表題作。ほか、透明でコリコリしている、あの刺身のツマの名前問題を追究し、食用の海藻は必食であることを力説。シンガポール風カップ麺はカレーか否かで懊悩し、古銭型袋入りビスケットで日本史を学び、コーヒーゼリー飲料のサプライズな名前に納得するめし愛にあふれる熱血の12編！ 全12編(メニュー)：揚げハンバーグ／コーヒーゼリードリンク／海藻麺／海藻／ラクサ／袋入りビスケット／チョコレート

[ブクログ · ★★★☆☆]

今回のメインはチョコレート。女子メンバーのマウント取り合戦を絡めた展開が熱い（笑）。やってる事は同じながら、巻数が進むにつれ少しずつ人間関係に変化が見られるのがこの作品の面白さですね。女性陣や丸山など、立花以外の語りが多かった38巻ですが、個人的には立花の語った松のやのごちそうハンバーグとコメダのジェリコが気になりますｗ。