あらすじ
世界的ベストセラーの新装版第2弾!
本の街・神保町で近代文学を専門に扱う古書店「森崎書店」。貴子の叔父・サトルが経営するこの店は、かつて失意のどん底にあった彼女の心を癒やしてくれた場所だ。
一時期出奔していたサトルの妻・桃子も店を手伝うようになり、貴子も休日のたびに顔を出していた。店で知り合った和田との交際も順調に進んでいた貴子だったが、ある日、彼が喫茶店で昔の恋人と会っているのを目撃してしまい――。
50以上の言語で翻訳オファーが殺到し、世界的大ヒットを遂げたヒーリング小説の続編が新装版で登場。巻末には書き下ろしの掌編、「今日だけは、わたしたちが主役」も収録。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
いつまでも続いて欲しかったお話
クスッと笑えて、涙が溢れて、そして爽快な読後感。
タイトルにも書きましたが、途中で読み進めるのがもったいない、ずっと終わって欲しくない、と感じてしまった作品でした。
常連さんの職業が明かされたら良かったのになw
幸せな読書が出来ました。感謝です。
Posted by ブクログ
貴子が森崎書店で過ごした日々から、3年も経っている。しかし普通に仕事をしつつ、何かと森崎書店を訪れる。第二の家とも言える。
貴子は和田さんとちょい一波乱あったけど、いい感じになっている。サトル叔父と桃子さんも相変わらず。トモちゃんと高野くんは…トモちゃんの悲しい過去が語られて、一筋縄ではいかない関係性だ。高野くん、がんばれ!
そしてそして…うっすら予感はしてたけど、桃子さんが亡くなってしまう。貴子が、サトルから桃子さんの病状を聞いた時の衝撃。桃子さんが亡くなった後のサトルの様子。私はどちらも経験があって、身につまされた。サトルがやっと、悲しみを解放して号泣する場面は、涙なくして読めない。サトルと桃子さんの、一見サバサバしているのに実はこれでもかってくらい、思い合っている描写が、とても良かった。
主人公は貴子だけど、貴子の周りの人たちが魅力的過ぎてちょっと霞んでるかも?
でもラストで、和田さんとの結婚が決まり、幸せな貴子が見られて良かった!
ちなみに、物語の中に出てくる近代文学、私がちゃんと読んだことがあるのは「陰翳礼讃」くらいで、ちょっとした敗北を感じている…。ホラーもミステリーも好きだけど、たまには近代文学も、とちょっとだけ考えたりして。
Posted by ブクログ
心優しくピュアな人たちばかりで、とても穏やかな空気感の物語。
貴子もサトル叔父さんも、和田さんも、トモちゃんも高野くんも、自分の本当の気持ちと向き合うことで前に進んでいく。
ちょっと元気になれた気がする一冊。
何より桃子さんの手紙が素敵でした。「私はあなたに笑っていてほしいのです。あなたの笑顔が好きなのです」。最愛の人の背中を押す言葉を、最期にそっと残す深い愛情に感動しました。