あらすじ
本物の恋心を、あなたは見抜けるか。
女性を恐れる男子高校生・大石饗。
彼に突然告白してきた、5人の少女。
そのうち4人は、人間の恋愛感情を喰らう生物
「恋喰（こいばみ）」。
彼女たちに恋愛感情を食べられると、
二度と恋をすることができなくなってしまう。
ただ、本当の告白をした1人の気持ちを、見捨てるわけにはいかない――
饗は覚悟を決め、
5人の中から、本命の1人を見つけだすことを決意する！
脳を揺さぶる、ラブコメ・サスペンス 開幕。
感情タグBEST3
恋愛人狼
恋愛人狼
そ、その手があったか〜ｯｯ!!……と烈海王も叫びたくなる様な発想力。『五等分の花嫁』によってテンプレが確立されたかに見えた「恋愛✕ミステリー」というジャンルに風穴を空ける作品。
「主人公と結婚するのは誰か」ではなく「主人公を本当に好きなのは誰か」を探すストーリーは新しいし面白い。間違えたら二度と恋愛がてきなくなるというリスクも緊張感を高める。めちゃくちゃ画力高い上に女の子たちも全員個性的でかわいい。
しかし鬼滅の鱗滝さんもびっくりな展開の速さで次々と誰が「恋喰」か判明していくので、すぐ連載が終わってしまわないか不安。そこだけが唯一の難点です。
Posted by ブクログ
Webサイト「サンデーうぇぶり」で連載中のカワバタオによる「恋喰少女」の第1巻。女性恐怖症の大石饗は5人の少女から突然告白される。しかし、4人は人間の恋愛感情を喰らう「恋喰」だった。無事に本当に告白してきた1人を見つけることが出来るかというサスペンスラブコメ。一瞬、また男1女5のハーレムものかと思いましたが、誰が人で誰が恋喰かハラハラして面白いです。1巻の時点で恋喰だと分かってしまう女の子もいますが、すぐに退場ではないようなので、これから関係がどうなるのか楽しみ。協力者も出てきますが、ちょっと胡散臭い。
匿名
1巻
(あくまで個人的な見解です)
これは面白いですね。
絵も私から見れば上手ですしストーリーも上々です。
恋喰って言う物が何かって事から入ってる辺りが上手いですね。
2巻も楽しみです。
1人を見つけられるのか？
主人公の高校生・大石君は女の子とかも接触しないように生きてきたようですが、入学するなり1日のうちに5人から好き、と告白されます。
モテ期？というわけではなく、どうやら人の恋愛感情を食べてしまう「恋喰」がいるようで、主人公にそれを教えてくれる教師も出てきます。
判断もつかないし、と1人ずつデートはしていくのですが、どうやら1人は普通の少女で、大石君を好いているようです。
利用されずに正解に辿り着けるのか、この辺を如何にうまく描くかが作者の腕の見せ所でしょう。
1巻の時点で既に恋喰と判明している娘さんも……。
Posted by ブクログ
名前的に見ると、人間なのは月森さんに思えるけど、そんなシンプルでいいのかしら？
残りの4人は食べる感じの名前だものね。今んとこ、2人の恋喰は確定してるけど。
にしても、人間か恋喰かが判明したら、それで終わりなのか。実はもっと何かあるのか。
このスピード感だと3巻くらいで終わる気がするけど、どうなるかねぇ。
発想は評価
高校入学早々に5人の女性に告白された陰キャの主人公。
ただ、その5人のうち4人は「恋喰」という相手の恋愛感情を食べてしまう妖怪？的な存在で、それが目的で近づいてきただけ。
では、残り1人の「本命」は誰？
という感じのストーリー。
要は、「五等分の花嫁」のように、本命の彼女は誰でしょう？的な流れ。
それを「恋喰」という新たな存在を作り出して展開させる発想は斬新。
ただ、「恋喰」のディテールが凄く曖昧で適当。
「東京喰種トーキョーグール」の喰種（グール）の設定などの方がよほど丁寧に煮詰められている。
比較するとやはり、安易な作品と感じてしまう。
一方、当初多くの人が予想するであろう「本命」がいきなり違ったり、その後もアッサリ恋喰であることを暴露する人がいたりと、その展開は予想の斜め上を行くものであり、これは悪くない。
絵もなかなかキレイであり、女の子たちは相応に魅力的。
設定（特に恋喰の存在自体）や主人公のキャラなどに違和感を感じるものの、今後の展開次第ではなかなか良いかも、となる可能性は秘めている作品だと思う。
Posted by ブクログ
この主人公めっちゃ重くない……？消しゴム貸して貰ったら新品渡してバレンタインチョコのお返しも本気の手作りクッキー、果てはデートプランを複数用意するとか初恋相手と結婚するつもりとか、かなり重いよこの人……
なのに本人としてはそれにドン引きする女の子怖い…となっているのだから面白いが
近年、恋愛コメディにミステリ要素を絡めた作品が目立つように思うのだけど、本作もその系統だね
突然5人の少女から告白される。けれど内4人はダミー、たった1人だけが本命。解答を間違えると痛い目に遭う…
初対面な5人の少女から同日に告白されるというだけでも充分に異質な状況なのに、内4人は饗を喰う為に嘘の告白をしてきたなんてとんでも無い状況。そんなもの女の子を怖いと感じる彼が切り抜けられるわけがない
だから彼が関わるべきじゃないと逃げ出したのは当然の判断で
なのに獏の震えを見て、相手の本気を慮りせめて本命の人とは向き合おうと思う彼は誠実だね
まあ、告白してきた女の子を一挙に集めて返事するって度胸が吹っ飛び過ぎている気もするが(笑)
最初に向き合う事になった獏は饗にとってあの5人の中ではまだ特別感を覚えやすい相手だね
告白前に少し話す機会があり、告白のタイミングも少しずれていた。何よりも彼女の震えを見ている
だから饗にとっては最も気を許しやすい相手
そんな獏だからこそ、饗の心を読んだように『恋喰』の話題を出し、おまけにガチで『恋喰』だったのは驚かされたよ
こういうのって終盤まで誰がダミーか隠しておくものじゃないんだ……
次に判断の相手となった守織は何とも言えない相手だったね。良く言えば普通だし、悪く言えば正体を明かさない
でも、それは彼女を『恋喰』ではないかと疑っているからそう思ってしまうだけで
『恋喰』要素無しで考えれば、刺激的なものや興味深いものに釣られて動き回る彼女は非常に魅力的
「わからない」を恐れず時にはヘビすらも絡みに行ける彼女の行動力は見上げたもの
その意味では女の子を恐れる饗にとって、守織と付き合ったらそうした怖いとか苦手を変えられるかもしれない相手とも言えるのかな？
本作はミステリ要素が絡められているからどうしても気になってしまうのは誰が『恋喰』で誰が本命かという点
そう考える上では、この第１巻で早々に二人も『恋喰』が判明してしまう展開は刺激的。勿論、獏に関して饗は知らないのだけど
また、獏が少しずつ饗に対して本気の恋心を抱き始めているのではないかという描写があるのは気になるね
今のところ、『恋喰』は本気の恋をしないという前提なのだから、もし『恋喰』の獏が本気の恋をしたならこの図式は崩れてしまう
最終的に5人の内誰が本命かを解き明かさなければならない饗にとって獏の想いは様々な意味で危険因子となりそうな気がするが……
