あらすじ
ページをめくる手が止まらないラブコメ。
『名探偵コナン』青山剛昌先生も激賞&
第1巻が即重版出来。
脳を揺さぶるラブコメ・サスペンス 衝撃話題作。
女性を恐れる男子高校生・大石饗。
彼に突然告白してきた、5人の少女。
そのうち4人は、人間の恋愛感情を喰らう生物
「恋喰(こいばみ)」。
彼女たちに恋愛感情を食べられると、
二度と恋をすることができなくなってしまう。
ただ、本当の告白をした1人の気持ちを、見捨てるわけにはいかない――
饗は覚悟を決め、
5人の中から、本命の1人を見つけだすことを決意する!
ある日 饗は、「恋喰」の捕食を目撃してしまう。
そして彼女は、饗を見て不敵に微笑む。
「デート行こっか。」と――
新たなる衝撃 が襲う 第2巻。
感情タグBEST3
匿名
2巻
(あくまで個人的な見解です)
面白いですね。
恋喰の事が分かってその上でこれからどうするか。
しかも5人相手がいるって状況ですしね。
しかも2巻の最後に気になる事が…
3巻もすぐ読もう!
Posted by ブクログ
恋喰達の中から本命の女の子を見つけるという方針の作品において、あっという間に恋喰と判明してしまったがぶりはミステリ的に言ってしまえば犯人と明らかにされたようなもの。そこから探偵役の追求を逃れるのは難しい話
けれど、がぶりは恋喰と明らかになったからこそ、恋喰とは何かを改めて考えさせるきっかけとなるのか。「がぶが恋喰だったら、愛してくれないの?」は中々強烈な一言
その言葉を証明するように彼女は自身の正体がバレた後も真っ当にデートして響に自分を好きにさせようとしているね。勿論、彼女としては響の初恋を食べたいという目的がそこには有るのだけど
また、もう一つ意外だったのは彼女とて恋喰としての在り方に鬱屈を感じていた点か。というか、恋喰に目覚めるのが10歳から14歳とか丁度第二次性徴期の辺りじゃないか
多くの少年少女にとって世界の見え方が変わる時期。そんな頃に自分が普通でない特別な存在と知ってしまったら心は腐る
それだけにがぶりを恋喰だからではなく、「普通の、女の子」として怖がった響は彼女を特別扱いしなかったと言えるのだろうね
もぐはいきなり告白した積極性に反して自信が無いタイプでしたか。異性との交流がド下手な響に気を遣われるって相当ですよ……
秀でた部分が無い自分に自信が無いから、自分が何か手に入れられると思わないから。だから望まない
そう諦めていた彼女に取れそうにない物を取ってあげた響は彼女の認識を少し変えてやれたのかな?
第一印象ではムーシャこそ自信がないタイプかなと思っていたけど、実際に描かれればガッツリ行くタイプでしたか。お試しデートの初手でキス要求って意外な行動力…
恋愛に憧れる彼女との交流は響自身に恋愛でどのような関係を作りたいかという想いを詳らかにするね。それを叶える為には相手が恋喰ではなく本命の人であってほしいわけだ
となると、ここで恋喰ではないと言及された彼女がこれから響相手にどこまでアプローチ出来るかに懸かっているのかな
全員とデートしたは良いものの誰が本命かの決定打に欠ける状況。だからって告白してきた娘達全員と合宿に行ったりする…?これ、教員帯同とはいえどういう名目の合宿なの…?
ただ、これまで一対一で判らなかったものが多人数の状況なら判るものが有るかもしれないのは確か
ただ、響当人は恋喰かどうかよりも楽しんでいる彼女達を見られた事が最大の収穫となっているような。ここでもがぶり相手に感じたように、彼女らを普通の女の子として扱いたいとの彼の願いが見え隠れしているね
問題となったのは思惑を隠して合宿に参加した者が響だけでなかった点か
フェイクタンを用いて一計を案じた獏は関係を進める一手を打った形だね。「お願い」を受け容れられるなら本命、受け容れられないなら恋喰。まるでトランプの柄を言い当てる前に見てしまうようなその取引は持ち出せる時点で自分は無実と主張しているようなもの
響にとっては本命選びに重要な意味を持つし、恋喰はこの取引には応じられない。獏は響の発言を受けて大きく踏み込んだ形だね
ただ、この取引に問題が有るとすれば、恋愛感情を食べる恋喰は響を好きにならないし、響は相手を恋喰と知った上で好きになりはしないとの前提
だとしたら、響がまだ好きの感情を持っていない段階で迫ったがぶりの思惑には何が含まれているんだろうね?