あらすじ
恋と謎が加速するラブコメ・サスペンス!
「次にくるマンガ大賞2025」ノミネート中!
脳を揺さぶるラブコメ・サスペンス 衝撃話題作!!
女性を恐れる男子高校生・大石饗。
彼に突然告白してきた、5人の少女。
そのうち4人は、人間の恋愛感情を喰らう生物
「恋喰(こいばみ)」。
彼女たちに恋愛感情を食べられると、
二度と恋をすることができなくなってしまう。
ただ、本当の告白をした1人の気持ちを、見捨てるわけにはいかない――
饗は覚悟を決め、
5人の中から、本命の1人を見つけだすことを決意する!
写真の「男の子」は、この「女の子」と同一人物なのか?
疑念を抱えたまま、
頬火照る熱い夏祭りが始まる。
秘めた想いが咲く 第4巻。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
Webサイト「サンデーうぇぶり」で連載中のカワバタオによる「恋喰少女」の第4巻。女性恐怖症の大石饗は5人の少女から突然告白される。しかし、4人は人間の恋愛感情を喰らう「恋喰」だった。無事に本当に告白してきた1人を見つけることが出来るかというサスペンスラブコメ。今回は水戸部もぐがメイン。他のヒロインズはちょっとお休み。もぐと饗との関係が丁寧に描かれ、ちゃんとラブコメしてます。今まで早足気味に進んでた気がしたので、こういうテンポが良いです。さて「恋喰」探しも佳境になってきましたが、判明したらどうするんだろう。
Posted by ブクログ
この巻はもぐが大活躍した巻となったね
というか、前巻にて幼馴染疑惑が生じた時点で彼女は大きくリードするだろうと感じたけど、それでもここまでの内容になるとは思わなかったよ。最初のデートの際には他のヒロイン達と比べて自分は魅力的ではないと落ち込んでいた彼女にあのような魅力が詰まっているとはね
小学生の頃は友達も居ないし楽しい事もない。そんな浮き沈みの薄い日々を過ごしていたもぐの日常を一変させた饗の出現は彼女にとって本当に人生そのものを変えてしまうようなものだったのかもしれない
名前も性別も間違えられた交流、それはともすれば自分を正しく認識してくれていない、なんて寂しさに繋がりかねないもの。けれど、もぐの場合は饗という友達と一緒に過ごす事が何よりも大切で
だからこそ、その友情を壊しかねない恋喰という事実を隠す為に友情を一旦仕舞いにする道を選んだのか……
がぶりのような恋喰と異なるのは、もぐは誰かの恋愛感情を食べたいとは全く考えていない点か。一応衝動的なものは抱えつつも誰かの恋愛感情を食べる事態は避けようとしている。それが余計に彼女を孤独にして
それだけに恋喰が饗を狙っているかもしれない事態、つまりは饗の恋愛感情が食べられてしまう事態を避ける為に友情を仕舞いとした彼女にとって看過し難い事態となったわけか
厄介だね。饗から離れた理由と再び饗へ近付く理由が全く同一なんて
他の厄介な点としては、彼女は饗の恋愛感情を守る為に彼から好かれる事も避けようとしていた点か
これは彼女の本心にも反する事だから、饗が本命と付き合う状況になる事で自分との友情が完全に終わる事態も受け入れ難い
想いに反する苦しみに悩む境遇、そこへ饗が少年時代の日のように彼女を見付けるシーンは本当に良かったなぁ…
また、このシーンで饗は新たな価値観を示したね。というより、ここ最近思い悩んでいた価値観を更に進めさせたというべきか
当初の彼にとって恋喰は脅威のようなものだった。けれど交流する事で彼女らの笑顔や気持ちの一端を知った。そして今回、もぐが恋喰と判った上で、むしろそんな事など関係ないと「ナグモ」は自分の恋愛感情を食べようとする存在ではないと、変わらぬ友情を信じて彼女の前に現れたわけだ
これは今後恋喰達と向き合っていく上で大切な一歩になったように思えるよ
そしてそのように尊い一歩だからもぐも耐えきれずに友情で隠していた想いを表出させたのだろうね
ここに来て、もぐは株をかなり上げた形ですよ!
饗に告白した5人の内3人が恋喰と判明した。ならば守織とムーシャの片方が恋喰でもう片方が本命か恋喰狙いという話になってくるけど……
だからってそれを探る為にダブルブッキングデートをするって凄い状況だね!あの合宿の時点で告白した者同士でそれなりに仲良くなった印象だけど、それでもこうして一緒にデートするって彼女ら的にアリなんだ…。しかもデート中に饗を気遣ってデート時間を分けるというのも凄い話だ…
どちらも饗の恋愛感情を狙っているとも恋喰を狙っているとも思えない態度。楽しそうな笑顔をそのまま信じて交流を深めて欲しいと願ってしまうもの
それだけに謎の人物の出現により饗達の関係にどのような悪影響が生じるか危惧させられるね……