あらすじ
心がふっと軽くなる! 何気ない日々の生活を面白くする知恵とコツがつまったエッセイ集
オレンジページnetの大人気連載をまとめた「山本さんの愉快な家事手帖」シリーズに電子版が登場しました。
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もくじ
【「住」のこと】
掃除当番表/飾り置き/雑巾の居所/片づけはなんのために?/くるくる蒲団/大掃除はしない/「夏休み自由研究」―酢と重曹/シールの国!
【「衣」のこと】
糸と針と親しいわけ/ボタン、大好き/衣の「共有」/名前つけ/点数かせぎ/そろそろ片をつけておくれよう……/ボロ布、タオル、スタンバイ!
【「モノ」のこと】
なつかしの筆箱/モノには、定位置を/小さな模様がえ/モノとの縁/買いものかご
【「時間」のこと】
気分は「皿まわし」/午前四時のやかん磨き/その日のさいごの台所仕事/持ち歩いているものは?/遊んでは、働き、働いては、遊ぶ/絵はがき/拠所
【「食」のこと】
ときどき変化させる/冷蔵庫の垂れ幕/「細部」の改善/けんちゃん/煮干しをびんにつめながら/皮むきの練習/刻みに刻む/水筒たちの手入れ/ホシタガリ
※定価、ページ表記は紙版のものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
こうした類の“暮らしハウツー本”って、やけに説教臭かったり、価値観の押し付けが見え隠れしたり、丁寧な生活ぶりのアピールの嵐で…。当たり外れの多いジャンルだという偏見を持ってますが、この本にはそうしたものが一切感じられず、むしろ親近感がわきまくる内容でした。
というのも、きっと著者の細かすぎない性格がよく表れているからだと思います。
お隣さんの生活習慣を、ちょっと覗かせてもらうような、そんな気楽さがいいのかも。
何度も読み返したくなるような、味わいのある本です。
Posted by ブクログ
山本ふみこさんとの出会いはフェリシモブックポート。
この冊子がなくなったのはとても残念ですが、
そこに紹介されていたのを見て、このシリーズを読み始めました。
よく考えたら「オレンジページ」実家ではよく読んでいたけど、自分で買ったことないな。
その、オレンジnetに連載されていたそうで、さくっと読みやすく、いくつかなるほどとアイディアをもらっています。
他の著書でもお見かけしたことがあるんだけど、山本さんのお鍋のディスプレイはずっと憧れです。
この本で印象に残ったのはぞうきんの場所。
なるほど、そんなところにかけることもできるのか、と目から鱗。
そんな感じ。
Posted by ブクログ
おもしろかったです。
生活についての話なんですが、いいなぁとおもう小さな話がたくさん。
「仕事を終えたとき、帰宅したとき、目覚めたとき」
にがっかりしたくないから、
その前にさっと片付けをする。
という話が、なんだかとても残っていて、
自分もやってみよう。と思いました。
真似したくなる話がたくさんです。
Posted by ブクログ
作者の山本ふみさんにとっても好感がもてた。
毎日を楽しそうに綴っていると思う。
物を大切にし、こぎれい、こざっぱり暮らしている。
娘さんたちがこれ以上使えないというところまで使い切った
えんぴつには度肝を抜かれた。
これは本当に宝物だと思う。すごい!
しかも、みんな小学校6年まで同じ筆箱を使っているとか。
(しかもイヤイヤじゃない)
ステキな教育だな~と思う。
他にも真似したいことがたくさんあって参考になった。
Posted by ブクログ
普段のくらしを大切にしている山本ふみこさんは確か自由学園出身で、婦人之友社の編集をしていたはず。そのせいか、時折見られる家の中の収納の様子はきちんと合理的に整えられ、ラベルなんかも貼ってある。磨きこまれたやかん、とか、煮沸消毒するふきん、とか、ほかの人が日々何気なくこなす家事の様子って、実はとても参考になります。
Posted by ブクログ
この本もお風呂で一気読み。
ふみこさん本は読みやすい、それは私に似てるからかもしれない。
いや、違うかも。
わたしが吸収していきたいと思っているからかな。
ふみこさんは家仕事に真正面から取り組んでいて、向き合い過ぎててなんだかパンをこねてるみたい。(変な表現だよね)
こう、もっともっとおいしいパンになるようにひたすらこねる様に、
家仕事がいいものになるようにひたすら向き合ってるように見える。
それは誰にでも真似できそうな気付きを与えてくれるんだよね。
だからわたしは、すきなのかもしれない。
Posted by ブクログ
掃除に関する勘どころを期待していましたが、話題は最初に、掃除より片づけが好きな著者が、掃除表をつくり、家族で分担した。ぞうきんを身近なゴミ箱の横に取り付けた。
そんな感じで、あとは「衣」「モノ」「時間」「食」にまつわる、よもやまごとが詰まっておりました。
語り口がやわらかくて、生活を大切にして、愛情がある。
そんなエッセイは、ちょっと枠からはみ出ても、面白いのでした。