あらすじ
犯行後、激しい苦悶に覆われたラスコーリニコフ。その前に現れたのは、年若いソーニャだった。息もつかせぬ展開、緊迫した心理描写。年月を越えて読み継がれる、巨匠の大傑作!
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Posted by ブクログ
青空文庫にて。
読むのにかなりかかったけど思ったより面白かった。
序盤〜中盤は殺人の動機がよくわからず本当にただの気狂いなだけでは?と思ってた。でも、金はないのに慈善的なこともするし躁鬱病的なものかなと。
終盤あたりでナポレオンなどの非凡な人間は殺人を正当化できる(自分もそうである)と信じての行動だったけど、凡人のように気に病んでしまった。だけど、それを認めることができなくて悩んでた。と理解できた。それが「罪」の意識。
で、最後には「罰」を受け入れることでソーニャの愛に救われる。ソーニャが聖女すぎる。
それぞれのキャラクターも何のために出てきてるか中盤まではよくわからなかったけど、終盤にはちゃんと役割が確立してた。
長いしよくわからないところもあり、ちょっとめげそうになったけど最後まで読んで良かった。