【感想・ネタバレ】火守のレビュー

あらすじ

人はそれぞれの星を持っている。病気の少女のため、地の果てに棲む火守の許を訪れたサシャは、火守の老人と共に少女の星を探す過酷な旅に出る--。世界的SF作家が放つ、心に沁みるハートウォーミングストーリー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

難しい設定はあまりなくて綺麗な挿絵で場面想像しやすく絵本を読む感覚でさらりと読めた。
少年サシャの好きな女の子の病気を治すために、願いを叶えてくれる火守という老人に弟子入りして、捕鯨してロケットに必要な材料揃えたり、月面に行ったり幻想的な物語。
女の子の命を救っても、火守との約束を果たして仕事を引き継ぐサシャの男気にじんわりした。
(女の子が生きてるだけでいい、っていうところもじんわり)

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2022年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

SF作家による童話。愛する女の子の病を治してもらうために火守を訪ねたサシャと、毎日海から上がってくる太陽に火を灯すという重要な責務を負う火守の物語。

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2022年04月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

劉慈欣(Liu Cisin)という方が書かれた大人の童話?
短い話なのだが、とにかく発想がユニークで面白い。

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2022年06月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大人向け絵本という感じ。
美しい絵と、独自の世界観。海と陸、宇宙に繋がる空のシンプルな舞台。
個人に対応する星があって、星に埃がかぶると病気になってしまう。火守は毎朝太陽に火を焚べる。

ストーリーは少し物足りない。
だが、現実と異なる仕組みで成り立つ世界への入口を提供してくれる本だと思う。

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2022年03月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あとがきに「童話」とあるが特に子供向けの文章ではないし、フリガナも少なく、実際には子供には難しいと思う。
『三体』を書いた作家だが、これはファンタジー的な寓話という感じ。
三日月は本当に三日月型、太陽は海の中では真っ黒で、火守が毎日火をつけることで燃え上がり空に浮かぶ、など小学生でも科学的事実と違うことはわかるが、この世界観がなかなかいい。
「月にミルクを取りに行く」とか「月はチーズでできている」といった言い伝えや「レ・コスミコミケ」なども思い出す。
言い伝えはまだ科学が未発達だった頃、自然現象を見て人間が想像したことだが、「レ・コスミコミケ」は、科学的事実は知った上で虚構の世界を作り出していたわけで、この作品はこちらに近いと思う。内容もテイストも全く違うが。

しかし、せっかくならサシャが恋人の元に帰らず火守の仕事をする決意をしたのか、もう少し書いてあってもいいのかなと思った。
私の読みが不足しているせいかもしれないけど。
西村ツチカの絵も美しく、作者のファンなら手元に置いておきたい作品だと思う。

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2022年08月02日

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