【感想・ネタバレ】ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒のレビュー

あらすじ

★第27回電撃小説大賞《大賞》受賞作!!★
最強の凸凹バディが贈る、SFクライムドラマが堂々開幕!!

脳の縫い糸――通称〈ユア・フォルマ〉ウイルス性脳炎の流行から人々を救った医療技術は、日常に不可欠な情報端末へと進化をとげた。
縫い糸は全てを記録する。見たもの、聴いたこと、そして感情までも。そんな記録にダイブし、重大事件解決の糸口を探るのが、電索官・エチカの仕事だ。
電索能力が釣り合わない同僚の脳を焼き切っては、病院送りにしてばかりのエチカにあてがわれた新しい相棒ハロルドは、ヒト型ロボット〈アミクス〉だった。
過去のトラウマからアミクスを嫌うエチカと、構わず距離を詰めるハロルド。稀代の凸凹バディが、世界を襲う電子犯罪に挑む!
第27回電撃大賞《大賞》受賞のバディクライムドラマ、堂々開幕!!

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端整な文章

端整な文章で読みやすかったです。たぶんたくさん設定があるんだろうな、と思いますが、読者にとってはなんとなく、で構わない所は口説かない説明をせず、とてもバランスが良い作品だと感じました。
正直、この手のSFとしては内容はよくある話ですが、キャラや舞台は魅力的です。冬のロシアの曇天はとても良く似合う。

1
2021年04月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アニメ化の広告を見て面白そうだったので。
実際に非常に面白かった。

バディである二人の関係性のハラハラやら、事件が二転三転してどうなるんだというハラハラが癖になるというか。
事件が本当に何重にも練られていて面白かった。
推理ものとしても十分楽しめる。
キャラそれぞれに謎があるのもいい。

主人公のエチカがメンタルが強そうでいて案外不安定というか弱い部分を持つキャラなので、ついつい親視点で見守りたくなるというか。
一方でハロルドはアミクスらしくない性格を見せておきながら、結局アミクスらしい計算された動きをしていて「くそっ、やっぱりお前機械だな!」と思わされることがちょくちょく。
彼は彼で「あっちと思わせておいて実はこっち」と心証がふらふらするので定まらず、バディが二人そろって何だかんだで未完成な不安定さを感じる、まあある意味お似合いの二人だったなと。

基本的にはエチカがハロルドの手玉に取られているけど、ある一点においてはハロルドが転がされてるのも推せるポイント。
エチカは無自覚だけれども。
この二人がこの先どう関係を深めていくのか楽しみである。

ということで、2巻買ってきました。

0
2023年07月29日

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