あらすじ
生涯の主に仕えるため王都にやってきたヨセフ。亡き恋人へ変わらぬ愛を捧げる副将軍・ルーカス。そして剽軽な性格とは裏腹に、平民では異例の出世を遂げた将軍副官のディルク。
数奇な運命に引き寄せられ、男たちは王国を揺るがす事件に直面し、ヨセフは戦場でルーカスに恋をする。だが血統主義が蔓延る王宮で生きるためにルーカスとの養子縁組の話が持ち上がる。思慕を捨てられず葛藤する中、憧れの男であるルーカスに純潔であることを指摘され、ヨセフは動揺する。衝動的に夜の街へと繰り出すヨセフだったが、見たことのないほど激怒したディルクが現れ…?
【電子特別版】小綱実波先生の書き下ろしショートストーリー「猫に金貨」を電子版だけに特別収録!
感情タグBEST3
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最後までハラハラしました
ヨセフ視点のお話。前作で色々なフラグが立っていたのでドキドキしながら読みはじめましたが、まさかこんなに最後まで相手が決まらないとは・・・。最終的にくっついたのは私は推していたお相手だったので大満足でしたが過程が長いのでモヤモヤする方もいるかも?くっついた後のラブラブ生活も読みたかったな。
レオリーノは相変わらず可愛らしかったです。
感動した
外伝で今回の主役はヨセフ。
ヨセフがここまで健気で純粋で、精一杯、恋愛をしながら、生きている姿を見られるなんて驚き。
最初は主人公交代でヨセフに感情移入しづらい感じがしたけど、進んでいく程に、ヨセフのレオリーノに対する想いも、ルーカスに対する想いも、ディルクに対する想いも全部に共感できて、彼のめちゃくちゃな行動と熱い想いに、笑って泣けて、大好きになった。
暗い感情を抱えつつ愛を信じて与えたいディルクと、鷹揚で男らしくヨセフの愛を受け取りつつ、イオニアへの深い愛を持ったルーカス、2人とヨセフの絡みもとても良かったし、2人の誠実さや純粋すぎる愛は感動した。
オールメンバーが、それぞれいい感じに活躍してくれたし、幸せな気持ちで終わって、ここまで読んで正解だった。終わって欲しくないけど、これで完結。きっと本編からここまで、何度も読み返す物語になるだろう。
Posted by ブクログ
あまり三角関係ものは好きではないけど、ただそれぞれのエゴを押し付け合うのではなく、結末ではそれぞれが成長して自身の道を歩んでいく姿に涙が出た。レオリーノの護衛であるヨセフの真っすぐさ、素直さ、強さがみんなの心を奪っていて、でも可愛いからすごくわかる。本編ではそこまで登場頻度が高くなかったディルクにも焦点が当たり、ルーカスを一心に想うヨセフのことが好きで、でもそんなヨセフごと愛していて切なかった。ルーカスも一時は心の安寧を求めてヨセフのおおらかさに心を預けるけど、最終的には最愛で亡き恋人のイオニアに自分の一生と心を捧げると決めて、これまた切なすぎて泣いた。イオニアの生まれ変わりがレオリーノだから来世で結ばれてくれって思えないところもまた辛い。でもいつかは報われて欲しい…。ヨセフも精神的に成長していく過程でルーカスの決断も、ディルクの苦悩も受け入れ、理解して前に進もうとする姿に心が打たれた。名作。
匿名
本編と同じような三角関係?という部分やグラヴィスとルーカスの対比など、それぞれの想いがしっかり書かれている読み応えあるストーリーです。ディルクが本編より数割増でかっこよくて最高でした。
もうイオニアにまつわる恋の話は終わりだそうですが、作者のSNSを見るとまだカイルの話があるみたいなので…書き下ろしで2人が再会した後の話も書いて欲しいです。
匿名
ヨセフのターン
ヨセフが大人の階段駆け上がり回でした。
できれば辛い思いはさせたくない!傷ついて欲しくない!ですが大人になるって綺麗事ばかりじゃいられないよね、、ということでままならない感情にヨセフ共々向き合う姿にハラハラどきどき。
人の数だけ愛し方はあり、王道BLのような展開やラストではないので苦手な方は苦手だろうな~とも思いますが、白黒付かない、絶対的正解の無さも「恋愛難易度高過ぎだろ~」と噛み締めて頂ければ間違いなく楽しめる作品です。