【感想・ネタバレ】大江戸神仙伝のレビュー

あらすじ

現代の東京から花のお江戸へと転時(タイムスリップ)した男が見た150年前の姿とは? そこには、見るもの聞くものすべて、現代人の常識を覆す、実に魅力的な暮らしがあったのだ。彼は、持参した文明の利器や医学知識で大活躍、世にも不思議な能力を持つ“神仙”として、女たちにも大もての大尽暮らしとあいなったが……。「大江戸シリーズ」第1弾。(講談社文庫)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

pon

ネタバレ 購入済み

前半のドキドキわくわく感と比較すると、後半は少し物足りない結末にも思えましたけど、こんなことが本当に起きたら面白いだろうな!という内容のお話でした。
戦国時代って、どんな世界だったんだろう、
江戸時代って、どんな世界だったんだろう、
と、思ってみたこと、何度もありますが、実際、本当に自分がその世界に移動してしまったら…、かなりの恐怖だと思います。
戦国時代なんて、生きるか死ぬかみたいなところがありますし、江戸時代だって、刀を腰に刺した人たちが周りを普通に歩いていたりするわけです。なので、心の中で思ってはみても、本当に行ってしまうことになったら、かなり怖いと思います。
このお話は、そんな設定のお話なのですが、タイムスリップした時代が江戸時代の中でも一番穏やかな時代とのことで、戦々恐々な毎日になるわけでもなく、周りにすっと受け入れられて、まるで別宅のような感じで生活している様を描いています。
江戸時代の粋な感じ、包容力のある世界観が、主人公を通してとてもよくわかり、興味深く読めました。

0
2020年10月06日

「歴史・時代」ランキング