【感想・ネタバレ】放課後のカリスマ 12のレビュー

あらすじ

クローン保護法が成立し、窮地に立たされた史良達。
ヒトラーへの最後の説得も空しく、セントクレイオ学園に
権力の介入を許す事態となる。
しかし、部隊を率いて学園内を蹂躙するアインシュタインは、
無抵抗の生徒達に銃口を向け…!?
はたして、偉人クローン達の運命は…!!?

世界の偉人のクローン達をめぐる新感覚ファンタジー、
堂々の完結!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

なんつーか案外あっさりとした……というかそこまでクライマックス感とか無しに終わってしまった印象。

それが悪いというわけではなく多分これが「放課後のカリスマ」らしい終わり方だったんじゃなかろうかという気もする。
ラストも決定的な描写を一切せずに終了。あれって読者にその後の展開を予想させるとかじゃなくて本当に何も描いていないんですよね。こういう書き方ってある意味残酷かも

この作品って心理描写を意識的に抑えめに書かれてるし、嘘つきも多いし各キャラクターが何を考えているのかを察するのが非常に大変だった。
偉人クローンもてっきり遺伝子提供元について触れるかと思っていたら、全く話題にならなかったな。作中で指摘されている通り、彼らが本当に偉人のクローンかどうかは問題ではなく、クローンビジネスとそれに群がる人々の話だったのか

てか調べてみたら掲載誌の月間IKKI休刊に伴う完結だったのね。作者のやりたいことは全てやり切れたんだろうか?少し気になる。

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2015年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正直に言うと、設定に作者の力量がついていっていない感は1巻から感じていた。
絵はすごくかわいいんですが…。
偉人のDNAなんかどっから引っ張ってきたんだ? とか、なぜその人物が選ばれたのかという根幹にかかわることは一切説明なし。
特に政治家というのは背景も関係してくるものだから、ケネディやエリザベスを復活させても意味がないじゃん。
そのあたりをどういう風に料理するのかなと思ったら投げっぱなし。
偉人のクローンとしての苦悩や悟りは、モーツァルトとヒトラーで終わってしまっているし、後半のカイたちに至っては誰が誰やら混乱する。
終盤で思わせぶりに出てきた双子の存在意義はほんとーになかったし。
意外な展開を狙ってのアインシュタインの役割も、意外というより唐突で衝撃すらなかった。
ただ、この漫画は雑誌廃刊によって急いで終わらせなければならないという事情もあったので後半の急ぎすぎの展開については仕方のない部分もあるが。

パロディの4コマの方が本確かに面白かった気がする…

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2014年12月23日

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