あらすじ
結婚して三年。ファルシカ国王ラウルの妻・レイチェルは、白い結婚のままラウルからずっと放置されていた。周囲からは「お飾り王妃」と呼ばれ、状況は散々。ついに限界を迎えたレイチェルはラウルに、別の妃を迎えて自分とは離縁してほしいと提案したのだが――「俺の天使、愛する女神。どうかその身を俺の劣情で穢させて」強制的に寝室へ連れ込まれると、熱烈な言葉を浴びながら猛烈に抱かれてしまい!? 今までの冷淡なラウルはどこへやら、レイチェルはとことん甘やかされるように。ラウルには他国に恋人がいるはずでは? 離縁するなら王を辞めるってどういうこと!?
妻が好きすぎる冷徹王×離縁したい放置妻の、理性崩壊ラブコメディ!
感情タグBEST3
ラウル…残念な子…
初めて読む作家さんでしたが、よい買い物でした。
冒頭のシーンで、レイチェルの切ない気持ちがすごく伝わり、そこから一気に読んでしまいました。
ただ、あのセックスシーンのラウルのセリフがだいぶ残念でした…それじゃああたヘンタイじゃないか、とちょっとあんぐり。
あとさらにあんぐりだったのはキイラでした。バカなの?これで王族とかよく生きてたねという印象。
ラストはレイチェルのママが関係して一連の事件が起きてたことがわかってスッとしました。
イヤ理不尽なんだけど。
レイチェルが高潔な人でよかったとしみじみ。
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面白かった
ヒロインがお飾り王妃と呼ばれており、側妃をすすめたところから始まるお話。
お互い想っているのに、策略で実はすれ違いがおきていて、少しづつすれ違いを無くして近づいていく2人が良かったです。
悪者の策略のおかげですれ違ってしまった2人が心を通い合わせるまでのお話です。
結構、テンポのいい感じなのでサクサク読めます。
王道のお話ではないでしょうか。
すれ違い
作者さん買いです。
お互いに思い合っているのに周りのせいですれ違っているヒーローとヒロインのお話でした。
ヒロインとの幸せな結婚のために努力していたヒーローがヒロインから側妃を娶るように勧められ行く行くは離縁まで言われてしまっては暴走してもしかたがない。ヒロインもつらい立場だっただろうに健気でした。そして他国の王女ですが、王族として国交などは考えなかったのか。コンパクトにまとまっていて読みやすかったです。