【感想・ネタバレ】失恋ショコラティエ 8のレビュー

あらすじ

ずっと片想いだった憧れのサエコとようやく結ばれたショコラティエ・小動爽太。家出してきたサエコを店の2階に住まわせたが、どんなに体を重ねても、信じようとしても、サエコの本心は分からぬまま。ついに爽太はある決断を下すが――!?
えれな、薫子、まつり、オリヴィエ、関谷などにも、それぞれの進展が訪れ、ますますヒートアップする第8巻!

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甘いけど、ほろ苦い。まさにチョコレートのような恋愛模様を堪能できる作品です。
オンナの可愛さの裏にあるしたたかさ。それが分かっていても落とされるオトコの性。水城せとな先生は、ヒリヒリするような恋愛を描くのが本当に上手い!
人妻になったサエコを諦めきれずに、押したり引いたりして彼女の気を惹こうとする主人公・爽太に呆れることがありつつも、常識や理屈ではどうしようもないのが恋愛か…としみじみ(´-`) 一見幸せそうなサエコの満ち足りなさや、陰ながら爽太を想う薫子の踏み出せない気持ち、セレブ王子なオリヴィエでさえままならない恋…。その人が幸せか不幸かなんて、他人からは本当のところは分からないものですね。
片想いだらけのこのお話も、巻を追うごとにそれぞれの心境に変化が。最終巻まで一気読み間違いなしです。(書店員・鮭)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

もうすごい…。楽しい…。切ない…。共感…。感情ブワーッ!!次巻がどうなるのか怖い><
離れていく人に追いすがれない爽太の気持ち、悲しさ、苦しさ、身に覚えがあって共感して泣けたぞよ。

1
2014年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サエコさんは……怖いね……。
爽太とサエコさんは噛み合うね……。

この誰も幸せになれない状況の中オリビエとまつりちゃんは一服の清涼剤……と思っていいんだろうか……いいんだろうか……。
次回最終巻とのことでどんな結末を迎えるのか。
あとがきに書いてあった映画の詳細が気になる。

0
2014年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

元々原作派だったけどドラマも見てたから、どうなるかとドキドキしたけど、ドラマの結末はまだ迎えず手前で終わった感じ。
次の巻で最終巻だとか。

今までオリヴィエの言うことが一番心に響いて好きだったけど、今回は関谷くんの言葉が響いた。
結構ちゃらんぽらんで弱い人だけどそれが普通で、特別な人たちとの違いをちゃんと分かってて淡々と語ったところが素敵だった。
関谷もがんばれ!

0
2014年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

苦手な薫子さんがよく出てきた巻だった。私、薫子さんが上から目線だから苦手だったんだと薫子さんの言葉で発覚した。なるほど。サエコは一般的に見たら最低な人妻でクズだと思うけど私は全然嫌いじゃない。まつりや薫子さんの話を聞いて相談に乗ってる時とかすごく的確だと思う。ただ爽太には辛いことばかりだなーと思うけど。一緒に住んだり先の事を考える爽太に対して、家に帰る事に決めたサエコ。サエコの言葉をフランス語で遮るオリヴィエ良かった。

0
2017年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 サエコさんが爽太の家に来て、仮初めながらも、ラブラブな日を送っていて。
 それでも根本的な底のほうにドロドロとたまっている何かのところはまったく変わっていなくて。
 何のかんのいいながら、薫子さんはサエコさんを恋愛の師匠として仰いじゃってるし……。

 これはこれでまとまりきるのかと思ったら。

 サエコは離婚する気がないと言い出し。
 挙句の果てに、家に帰る、と言いだした。
 爽太はそれを受け入れることしかできなくて。
 今度もやっぱり受け入れることしかできなくて。

 あー……なんていうか、つらいなあ……と思ったわけです。
 もういっそ、全てをめちゃくちゃにする思いで壊してしまえば、楽になれるだろうになあ……と思うけど、結局のところ、爽太は優しすぎてそれができなかったのかなあ……と。
 でも、優しいと恋愛には向かないのかなあ……と思ったり。
 実は、この巻読む前と、読んだ後とで、ちょっとだけ心境の変化があって、それは「このままじゃいけない」系のこともそうなんですけど、それ以上になんとなく一山越えてしまった感があるので、爽太のグズグズにうまく付き合えなくなってしまったりもしました。

 人間、思い切ることってとっても大事なんだなあ……とも思っているので。
 この本はどちらかというと、思い切れない恋愛をしている向けの本かなあ……と。

 最後に作者さんのあとがきで「次巻で終わり」と書いてあったので、結局、そこまでどろどろしない間に、さっくり何事もなかったように終わるんだろうなー……というのが見えてしまったので、ちょっとそれは残念。

 でも、勝手な想像で残念がっているだけなので、次がすてきな話であることを願ってこの本の話は終わりにします。

0
2014年05月22日

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