あらすじ
チョコ好きの人妻・サエコに片思い中のショコラティエ・爽太。テレビ出演のオファーもくるが、なぜか気分は浮かないまま。さらに、リクドーの勘違いから、薫子と関谷の関係は急展開…!?爽太が「正しい恋」に悩む一方、サエコにも事件が!?
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甘いけど、ほろ苦い。まさにチョコレートのような恋愛模様を堪能できる作品です。
オンナの可愛さの裏にあるしたたかさ。それが分かっていても落とされるオトコの性。水城せとな先生は、ヒリヒリするような恋愛を描くのが本当に上手い!
人妻になったサエコを諦めきれずに、押したり引いたりして彼女の気を惹こうとする主人公・爽太に呆れることがありつつも、常識や理屈ではどうしようもないのが恋愛か…としみじみ(´-`) 一見幸せそうなサエコの満ち足りなさや、陰ながら爽太を想う薫子の踏み出せない気持ち、セレブ王子なオリヴィエでさえままならない恋…。その人が幸せか不幸かなんて、他人からは本当のところは分からないものですね。
片想いだらけのこのお話も、巻を追うごとにそれぞれの心境に変化が。最終巻まで一気読み間違いなしです。(書店員・鮭)
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Posted by ブクログ
チョコが食べたい。それも美味しいチョコが。
チョコの一粒一粒にパティシエの閃きや気持ちがいっぱい含まれているのかと思うと、考え深い。
えれなとくっつきそうな終わり方だけど、サエコの心が爽太に動いてる感じだから、なんかやな予感・・・。
Posted by ブクログ
爽太が、サエコへの恋を失恋という形で完結させようと決意する第5巻。
爽太は、えれなの失恋をきっかけに、自分も失恋してけじめをつけようと、決心を固めます。
ようやくサエコへの恋心がほぼ100%幻想になっていたことに気付いたか…。10年も片想いしてたし、相手は人妻だし、そろそろ潮時にしてもいい頃だと思う。
そして、えれなと幸せになって欲しいー!でも、きっとそういうハッピーエンドは、この漫画には無い予感がする…。
でも、ここへ来て、サエコの気持ちが旦那から完全に離れているのが皮肉だなーという感じ。
まぁ、妻を専業主婦にして家に閉じ込めておいて、「俺様が養ってやってるんだ。」的発言を繰り返す、モラハラ夫ですからねー。まぁ、それにしても、この旦那のクズっぷりには、かなりイラッときました。自分が怪我をさせた妻に対して気遣いゼロ、自己保身しか考えてないですからね。
っていうか、怪我をさせられた時点で、逃げないところが、サエコらしいなーと思ってしまった。彼女は、冷え切った不幸せな結婚生活なんて、離婚でも決意しない限り他人には見せないと思う。
オリヴィエとまつりに関しては、あまり進展が無かったのが残念。まつりの言った「正しい恋愛」というのも、味気ない感じで、ひっかかってしまいました。
薫子さんは、なんだか女性独特の嫉妬のどろどろとした感情とか、相手の心をグサッと刺す言葉選びとかが、リアルすぎて、わかるんだけど、「それ言っちゃダメでしょ…。」と、ちょっとイヤな感じでした。まぁ、気持ちは理解できるんだけど、爽太に何のアプローチもしないで、相手の女をけちょんけちょんに言っててもどうにもなりませんよーってことです。
私としては、えれな推し!な訳ですが、6巻はどうなるのかなーと、気になります。
Posted by ブクログ
薫子さんは自分で思っているより強そうで怖いと言う指摘はきついけど男の人は結構そういう所で引くところは実際あると思う。
実際強いかどうかよりもぱっと見てどうかと言うところで声をかけるかどうかを決めるところがある。
すべての出会いは奇跡だと言える六道さんはシンプルにかっこいいと思う。
勘違いしているのは置いておいて、とても良い人だ。
事故とは言え嫁を怪我させておいて、大げさだとか変なこととか後が残ってもいいとか本当に最低な人間だと思う。
倉科さんがいる!と電話して来ちゃうえれながとても可愛い。
天真爛漫な漢字の彼女はうまく話せなくてちゃんと告白したと言う報告だけで電話を切ってしまうのも切ない。
失恋したんだと悟る爽太がエレナのところに行ってあげようとするのはとても良い反面
事情をきちんと知らない薫子さんがそれに怒る気持ちもわからなくもない。
でも、さっきちゃんと話を聞かないとと反省したばかりなのに薫子さんは相変わらず事情をきちんと聞いてくれないし言い過ぎてしまう。
翌朝爽太に謝られた時、薫子さんもきちんと謝って欲しかった。
平気だと思ったから報告の電話をしたのに
泣けてきちゃって心配かけてごめんねと言うえれな。
失恋したけれど倉科さんが現実の人間になって倉科さんはいい人だったと言い
爽太のフォローも忘れない。
鏡に映る自分に手を当てているシーンがとても綺麗で
それを見て自分が恋愛をあきらめなかった理由に思いたるところが美しい描写。
Posted by ブクログ
もう読み進めていくたびに薫子さんが苦手になる。嫉妬してるからってあんなひどい言葉よく出てくるなーと。えれなの恋か完結するという急展開。振られたえれなに寄り添って、自分が失恋していることを改めて思い知る爽太。バレンタインに告白して失恋することに。この恋を完成させる。えれなを大事にする。薫子さんはどう進んでっても切ないままのようだ。でもいまのサエコは旦那さんと上手くいってないし、変な方向に転んでいきそうな気がして心配。最後はえれなとの関係が変わりそうな一言。
Posted by ブクログ
ついに失恋することを決意した爽太です。今告白したら、サエコさんOKしちゃう気がするのですが・・・!?個人的にはエレナとうまくいってほしいです。
Posted by ブクログ
単行本のみ買って読んでいるので、先の展開はわかりませんが
そろそろ終わりが見えてきたのかな...と思います。
水城先生のストーリーは、ラスト、いい意味で多数の読者の期待を
裏切ってくれるので、
ソータとサエコはもしかしたらくっつかないかも。
私見ですが、誰しも平凡な人生で終わらせたくないっていう欲望は往々にしてあって、だから人生の羅針盤を狂わしてくれるちょっと危なっかしい異性を求めてしまうのではないかな。ソータも然り。
「失恋ショコラティエ」を読んでいると、女として自分もちょと読みを止めて考させられることがあります。
平凡な男性よりも、ちょっと悪い男の方が格好良く見えてしまったり。
超現実的に考えてみると、絶対、平凡な男性が良いのに。
まだ短い人生を振り返ってみると、そういうことが断じて無い
とも言い切れないような気がします。
人間の内面っておもしろい。
Posted by ブクログ
ポイベリ・アリス・ショコラティエと読んで友達と話し合い
水城さんが書く登場人物って全員ダメ人間(人間らしさ万点ともいう?)だけど・・・・えれないい女ー(T_T)
って結果に至りました。
もう応援したくなる女の子!!
それに比べて爽太・・・
女の悪口言わない女がどこにいんの!!←
と主人公を冷たい目で見てしまいました(笑
薫子さんはせっきーとどうするんだろ?
爽太とえれなはイイかんじだけど、そんなハッピーエンドにしちゃ面白くない
わけで!
水城さんがどうかき混ぜてくれるかわくわくして
また友達とショコラティエ談義が続くわけです~
Posted by ブクログ
忘れてたけど、六道さんによる関屋−爽太の勘違いコントもあったんだw
さえこさんの家庭はいい感じで崩壊してきたな。。。
そして爽太くんのなかでファンタジーさえ子さんとの決別、、のための。
Posted by ブクログ
薫子さんは、爽太にばっさり切って捨てられちゃうのが切ない。
爽太いわく、女の子の悪口を言う女の人は嫌いってことらしいんだけど。
それの原点が嫉妬にあるんだから、辛いよねー。
個人的に、そういう薫子さんの気持ちの方がよくわかるので、薫子さんが寂しい思いをしたりするのは、嬉しくないなー。
で、えれなは真っ直ぐぶつかっていって、失恋。
相手がいい人であればあるほど嬉しいんだけど、悲しいね。
ああああああ恋ってうまくいかないねー。
おまけにサエコさんを諦めるとか言い出した爽太に、更にうああああああです。
ここまで引っ張ったんだし、もうちょっと引っ張ってくれてもいいんじゃない?(漫画的に)とか思ったりもする。
10冊くらい続いちゃってもよかったんじゃないかなあ?
でもこれ、爽太が素直にサエコさんに告白したら終わりだと思ってたんだけど、もしかして、うまくいっちゃったら、どうするんだろうね?とか考えてしまうと、それもわくわくです。