あらすじ
こんなに近くにいるのに、こんなに寂しい。あかり→ユキ→凛太郎(りんたろう)→あかり。焦がれるような片想いの季節は、秋から冬へ。――ユキが望むから、あかりは凛太郎と恋人のフリをする。凛太郎と接するたびに、心地よさに気持ちが揺れる。申し訳なさと、安心感と、切なさと……。二人が近づくにつれ、ユキにも不思議な変化が訪れる。今まで冷静に二人を見れていたはずなのに――。
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Posted by ブクログ
やっぱりという結論に到達してあかりの地獄はピークに。
そう考えると辻褄は合うしここまでの流れも理解できる。
超然としたフリして実は肝心な部分が欠けているなユキってやつはと最初から思っていたけど。
残酷な話だ。誰も幸せになってない。
いい奴だと思っていた凛太郎もやっぱり男だったしなあ。
当然なんだけど。それで浮かれない奴はいない。
Posted by ブクログ
ユキが、あかりが撮影した凛太郎の写真を観た時の心情が痛いほどよく解った一冊でした。
久しぶりに、心臓を射抜かれたような感覚になれた作品だったので次が早く出ないかと待ちわびてしまいます。
Posted by ブクログ
カノカメのコミックス最新刊。表紙の百合っぷりが素晴らしい。「攻」の背後から「受」が抱き着く構図(まさに今回の表紙絵の感じ)は、ボーイズラブ・ガールズラブ問わず、私的にはツボだったりする。やっぱり正面からではなく、背後からでしょう!とにかく「受」が背後に回るのが重要なのである。(ただし、「誘い受」や「襲い受」の場合は、また別なんだけどね)
Posted by ブクログ
「写真は上手いとか下手とかだけじゃない」写真のことはよくわかりませんが、音楽でも漫画でも切実な想いが技術を超えて伝わることがあります。
あかりへの嫉妬は写真に対してなのか、恋愛感情なのか?
ユキは他人の感情も自分の感情も写真に映しとってしまいたいという創造者の業を持つ人。
区別できないのです。だから薄情なのです。
そんな人間に焦がれるあかりは辛そうですが、それも青春てやつですね。
全てを受け入れてくれる可愛い凛太朗もいるし、何だか羨ましい…。
Posted by ブクログ
うわああ、もうやきもきするったらありゃしない(^^;。
それぞれに相手を大切に思い、
それぞれに自分を抑え、
それぞれに幸せになりたいと願ってるはずなのに、
何だろうかこの、「キレイなかみ合わなさ」は…。
儚くて切なくて、でも目が離せません。
3人はどこへ向かうのでしょう(´・ω・`)。