あらすじ
大陸を取り巻く戦況が深刻になる中、愛する男とその仲間たちとともに、馬賊として生きる覚悟を決めたフミ。……そして運命の日、一発の弾丸が彼女の人生を決定的に変える……。慟哭と感動の完結編!
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Posted by ブクログ
芙蓉千里から4冊一気読みしました。生まれた境遇に負けず強く生き抜いたフミの人生にハラハラしながらも応援し、結末を読みたいような終わってしまうのが惜しいような気分で読み切りました。登場人物も魅力的で本当にいたかのような生き生きしたリアルさがありました。
なんだか懐かしい感じがしていましたが何故なのかがあとがきを読んでスッキリしました。須賀さんも大和和紀さんの漫画を読んでいたとか。少女が夢を追って大人になり恋をして愛する人が夢を叶えるのを支えるというストーリーは惹きつけられ、気力を与えてくれます。結末が想像の斜め上をいって母になったフミと不思議なパートナーを得たところはさすが深いっと思いました。
Posted by ブクログ
うん、安定に面白かった。
けど、『また、桜の国で』と『革命前夜』は越えてこないかな〜と思い、星4で。
話のテーマとして「家族」がある。家族は一種の帰属先だけど、フミにはその感覚がないし、強く憧れてもいる。軸がないからこそ色んなものになれるんだとも思う。
フミの苗字が一貫して出てこないのはそういうことなのかな〜と勝手に思ってた。(もしかしたら序盤に出てたかも)
バースト生きてたの?!!!良かった!!という気持ちで終われたのはよかった。
ずっと建明と黒谷のどっちになるの〜という話できていたのに、そっちかーい!と思わずツッコミを入れたくなる展開だった。
でも、フミだけじゃなく建明、黒谷、炎林、、みんなそれぞれの形で幸せに過ごせたんじゃないかな。いいラストでした。
フミの生命力が強すぎてひたすらカッコイイ。
黒谷がただの坊ちゃんからどんどんいい男になっていくのを見るのが楽しかったな。貴文がんばったね〜と言いたくなる。