あらすじ
元気はつらつとした知性をもつエリザベス・ベネットは、大地主で美男子で頭脳抜群のダーシーと知り合うが、その高慢な態度に反感を抱き、やがて美貌の将校ウィッカムに惹かれ、ダーシーへの中傷を信じてしまう。ところが……。ベネット夫人やコリンズ牧師など永遠の喜劇的人物も登場して読者を大いに笑わせ、スリリングな展開で深い感動をよぶ英国恋愛小説の名作。オースティン文学の魅力を満喫できる明快な新訳でおくる。
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Posted by ブクログ
しばしば出会う明らかなオマージュ作品。
読みたいけど、原典を読まずしては十分に楽しめないという判断が働き手に取れない。
そろそろ原典を読んでみようかと手に取るパターン。
イギリスの中流〜貴族階級を舞台とした女性目線の結婚を巡る日常小説。
これが、200年も前の小説かと思うと驚愕以外の何物でもない。
まず、幕開けの章での5人の娘達の父親ベネットの物腰の可笑しさに心を掴まれる。
田舎町に転居してくる良家の男に、娘の誰かを何としても結婚させようと節操なく湧き立つ妻を前に、ひょうひょうと乾いたユーモアで立ち回る。
あ、これは読めるなと早々と確信。
ところどころに古めかしさだったり、お国柄特有の不思議な風習みたいなのはあるのだけれど、もの凄く読み易い。
そして、これといった劇的なことは何も起こらないのに読み手を引きつける。
翻訳家さんの尽力によるものだとも思うが、とはいえ本質的にそういうポテンシャルがあるからでこそ。
海外古典は侮れないのは前々から肝に銘じているところだが、なんとなくイメージしているのは世界大戦前後あたりの頃。
それを、さらに1世紀程飛び越える本書。
恥ずかしながら、この小説がそれほど前に書かれたものだとの認識もなかったし、それ程に年を経た物語がこうも自然に楽しめることに純粋に驚きを感じる。
この時代ゆえのステレオタイプこそあれど、男女の恋心をめぐり、行き違いや愚かさを交えつつ、パリッとした自己を持ち、はっきりとした物言いの中でも礼を失し切らない自制心を持った主人公エリザベスの日々には好感を持つ。
何を指して高慢で何を指して偏見なのか。
表面的にはわかるし、それだけでも読み応えあるのだが、なんとなくひと捻りありそうな期待感。
芽吹き始めたものがことごとく花開かなかった理由で終わる上巻。
さて、下巻はどのように展開していくのか。
Posted by ブクログ
映画を物凄く気にいったので原作も!と買いまして今回海外ドラマ版を見た事で読みかえしました。
まず読みやすく翻訳してくれているのでスラスラ読めるのがとてもいいです。昔の作品なので読みにくいかも?と思ってましたが全然大丈夫でした。
内容はリジーとダーシー様の結婚までの道に色々な事が起きるって感じですが、この上巻はダーシー様がリジーにプロポーズして、こっぴどく振られ弁明する所までですが、非常に面白いので次!次!ってなります。
また映画ではそんなに感じなかったリジーの母の出来の悪さを今作では嫌って程知らされることにもびっくりでした。
あの母からリジーやジェインが生まれたのが不思議なぐらいです。
ダーシー様も最悪なプロポーズをしたもんですが、彼がそう言いたくなる気持ちも凄くよく分かるぐらい(笑)
また女性で身分が低かったりしたら本当に大変な時代だというのもよく分かる作品でもあります。
Posted by ブクログ
ベネット家の5人姉妹のうちのエリザベスが主人公。
えいが プライドと偏見からみました。
ベネット夫人と夫のかけあいが
あなた、自分の娘たちによくそんなひどいことが言えますのね!あなたは私を苦しめるのが楽しいのね。わたしの傷つきすい神経・・』
なんてあけすけ。
皮肉とユーモアたっぷり。