あらすじ
国内に4人の王が入り乱れ、いまや七王国全土に戦乱の嵐が吹き荒れていた。血で血を洗う激しい戦(いくさ)により、民は飢え、貴族たちは兄弟で殺し合い、黒魔導師が暗躍する混沌の時代。さらに〈狭い海〉の向こうの大陸では、前王朝ターガリエン家の末裔が、よみがえったドラゴンたちとともに、〈鉄の玉座〉の奪還に向け、その力をたくわえつつあった……戦いと陰謀に彩られた七王国を舞台に、壮大な群像劇がさらなる佳境を迎える!
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Posted by ブクログ
結構ドラマでは改変してるのがわかってきた。
人物関係や戦闘の推移が複雑なので物語上の役割を既存の誰かにさせたり、戦闘をまとめたりしてある。後々影響ないんだろうか。(ドラマではブラックウォーター戦を玉葱の騎士が指揮して負けてて、彼がスタニスにこだわり後にジョンに乗り換える理由がよくわかんなくなってるとこある。)
サマーから見た世界が言語化されてるのはおもしろかった。
それにしても、ドラマ以上に終わる気がしない小説だわ。
Posted by ブクログ
ずばり、ハウンド萌えの1冊。
下巻のメインは、サンサの危機に必ず駆けつけるハウンドの姿と言っても(私的には)過言ではありません。
男心に鈍すぎるサンサと、素直でなく無愛想で乱暴なハウンドのシーンにニヤニヤが止まりません。
それはさておき‥‥
ブラックウォーターでの戦いの視点人物を切り替えた描写は、この巻の白眉だと思います。
味方の自己過信に不安を抱くダヴォス、寄せ集めの軍隊に不満なティリオン、避難所でのサンサ‥‥相手の出方や味方の実際も量る事が出来ず、自分を信じるしかない状況の緊張感がひしひし伝わります。
改めて、ティリオンって目的の為に手段を選ばない部分があって、怖い面もあるんだなぁ‥‥と、思いました。
再読の度に気付く事があるので、やっぱり面白いですね。