【感想・ネタバレ】フェアリー・テイル 上のレビュー

あらすじ

作家生活50周年を飾る巨匠の新たな代表作!
巨匠、作家生活50年。
名作の開幕の時がきた。

暗い時代に自分が書ける楽しい物語とは何か?
帝王キングが出した答えが本書だ。
世界最強の想像力が生んだ、異世界の冒険がはじまる!

ぼくの住む町には〈サイコハウス〉と呼ばれる不気味な屋敷がある。そこに住むのは偏屈な老人がひとり、閉ざされた門を越えると猛犬が襲ってくるという。ある日、悲しげに鳴く犬の声に気づいたぼくは、屋敷の主が梯子から転落して苦しんでいるのを発見した。 これがぼくとミスター・ボウディッチ(と、犬のレイダー)の出会いだった。

怪我をした老人の世話をするため家の立ち入りを許されたぼくは、ボウディッチ氏やレイダーと心を通わせはじめる。噂とは裏腹に老人も犬も恐ろしくはなかった。だが、徐々にぼくは奇妙なことに気づきはじめる。家の裏手から妙な音がときどき聴こえてくるのだ。ボウディッチ氏が奇妙に裕福なのも謎だった。そしてある日ぼくは、氏が大量の黄金の粒を金庫に入れていることを知った――これはいったい何か? どうやって老人はこれを手に入れたのだろう?

謎が謎を呼び、ぼくは徐々にボウディッチ氏の秘密に近づいてゆくが――

絶望に閉ざされたコロナ禍に、巨匠は自身にこんな問いを投げた――
What could you write that would make you happy?
自分が楽しくなる物語。あるいは暗く先の見えない時代にみんなを元気にする物語。
さあ、自分ならどんな物語を書く?
その答えが本書である。
だから最後に待つのはもちろんハッピーエンドなのだ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

作家デビュー50年記念出版作品。

1974年に「キャリー」でデビューしたそうだが、日本語訳の出版が1975年ということなので、50年記念といえばそうかもね。
物語の出だしでは少年と孤独な偏屈老人&老雌犬との友情ものかと思ったら、中盤以降に明らかになる老人の秘密がSF的なもので、おとぎ話の世界に入っていく序章だったとは恐れ入りました。
上巻後半からは異世界に入り込んでの冒険が始まりますが、タスクは下巻に続くという感じです。
完全に異世界ものなので身の回りで超常現象が起こるわけではないところはホラーミステリーサスペンスとは一線を画していると思います。
どっぷりファンタジーの世界に浸って楽しみたいと思います。

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2025年12月20日

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