あらすじ
下町は両国に芽吹ネゴオフィスとして事務所を構える芽吹章は、嫁姑問題以外ならなんでもござれの交渉人だ。そんな芽吹の恋人は泣く子も黙ると評判のヤクザ兵頭寿悦だった、ほんの少し前までは…… いまや兵頭は芽吹の敵でもある天才詐欺師・環の恋人となり、痛めつけられる芽吹を見ても顔色ひとつ変えない。仕事も恋もうまくいかず、傷心の日々を送る芽吹だが、人を信じることをやめようとしない。そんな芽吹に、環は苛立ちを隠さず……!? 俺は俺を信じる。人を信じていこうとしてる、自分を信じる! すべてを懸けて、芽吹の反撃が始まる!?
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試練の後編ですが、面白いです!
交渉人シリーズの5作目、「交渉人は嵌められる(4作目)」の後編です。
発売当時、大好きで何度も読んでいますが、数年ぶりに電子版で読み返しました。やっぱり面白いです!
芽吹の背景に関わる、重い内容と試練の展開で、芽吹が交渉人となる辛い事件と、2人の気持ちが試される波乱がありますが、このシリーズの大事な根幹のお話しで、ラストまで読めて、読み返せて良かったです。
芽吹の弱いながらに、どん底から生まれる強さや魅力と、兵頭が一途に寄せる想いがたまりません。周りのキャラも大好きだし、時折笑いもあって楽しいです!人によっては辛い部分もありますが、頑張って読んで欲しいです。
このシリーズがBLの中でも3本の指に入る程大好きで、おすすめです。シリーズはこのあと2~3冊程で完結ですが、もっと続いて欲しかった…!また読みたいです。
男はつらいよぉ
寅さんじゃなくてもキッツイ展開。前部からの重苦しい流れに乗って嫌〜な刺客・環の存在が表面化し意地悪さ大発揮、芽吹にも兵頭にもイタイ事態に陥ります。ワタクシ個人的に受け攻め双方以外の絡みが地雷だったりするんで、、、苦かった。がしかし、その苦い展開さえ大切なピースでなければ面白味に欠けるんではなかろーか、と振り返ってみれば思います。一件落着後の兵頭の「もう俺に触れたくないですか?」の件には悔しいよーな辛いよーな悲しいよーな心情になり思わず涙してしまいました。作中に「人生が複雑な織物ならその糸の全てが必要だった」全くね、そーですね、どんなであっても過去があってこその今。読了後に人生について考えてしまいました。(笑)
Posted by ブクログ
芽吹さんて究極のドMなんじゃなかろうか?と思ってた裏には色々事情があったって事ですね。なんかするっと上手くいかない所がリアルで身に詰まされた話でした。
『俺みたいなのが幸せになっていいのか』とか最後の夢の中の若林のセリフにも泣かされた。
すごく痛くてしんどい話だけど読み終えたらすごく頑張ろうと思えた。
匿名
失って(失いかけて)初めて気付くというよくあるアレですが。
芽吹もそうだったと思う。
『信じる』がとても重要な意味を持つ作品だったと思う。
「おまえは俺のものなのに」・・・もうこの一言に全てが詰まってるなぁと。
今までは認めたくない気持ちもあったけど、どん底の状況になって、自分自身の気持ちと向き合ったら自ずと答えは出てきたし、言葉にすることへの躊躇いもなかったかな、なんて。
兵頭は強気で強引で傲慢だけど、芽吹に嫌われたくないっていう気持ちがあって、それを普段はひた隠しにしてるけど。「もう俺に触れるのはいやですか」ってな、あの言葉。いやぁ、惚れた弱みでしょうか(笑)
周りのキャラもすごく面白い!今作は特にゲームが面白かった(笑)
いつの間にか兵頭と七五三野が付き合って・・・wいやぁ、この後もすごく楽しみです。
シリーズで一番引き込まれた
10年もたっているんですね。シリーズを読み出したら、止まらなくて、3日間で一気に読みました。4話5話は、最高。特に「交渉人は諦めない」は、ハラハラでした。落ち込んでいる芽吹さん。兵頭の気持ちを考えたりして、早く、安心したくて、やめられなかった。シリーズ終盤には、二人を取り巻く人達もどんどんふくれあがり魅力満載💓でした。
前作の後編のお話。続きが気になって仕方がなく、どんどん読み進んでしまいました。今回も辛いシーンがありましたが、最後は本当に良かったと思います。大好きなシリーズです。
Posted by ブクログ
信じてたけど!信じてたけど良かった!
ハピエンバンザイ。
でも兵頭も兵頭の舎弟さん達も辛い毎日だったと思う。
兵頭は好きでもない、それどころかイライラさせる環の言うことを聞かなきゃいけなかったんだから、本当に辛かったと思う。
周防興産事務所の皆、姐さん(?)帰ってきて良かったね。
今回の「嵌められる」「諦めない」で、私は兵頭ファンだということがわかりました。
最後の大型わんこ(狼)みたいな兵頭、可愛い。
あー、周防の親分もいいけど伯田さんになって若頭を甘やかしたいなー。
Posted by ブクログ
号泣じゃないけれど二人の絆に目頭熱くなったというか…泣かされました。きっと何か裏があるんだと思いながら読んではいましたが、ボロボロになっていく芽吹がツラくて今回かなりしんどかった…。やっぱり目の前で愛する人が他の人と…というのは堪えます(;д;)たとえBL的に美味しかったとしてもwでもこれで芽吹は今まであやふやだった自分の気持ちがはっきり分かったのだと思います。もう自分は兵藤のもの、いや兵藤は自分のものだという事を。兵藤の言葉にもグッときました。「俺は先輩だけの男です…たとえなにがあろうと、絶対に」いい男です(*≧艸≦)
今回信じるという事がキーワードでした。自分を信じる、兵藤を信じる、仲間たちを信じる。そして芽吹のトラウマはまだ残っているけれど、ラストの若林の言葉に救われた気がしました。本当にこれだけハラハラドキドキさせてラブもあって胸が熱くなるドラマを書いて下さった榎田さんに感謝します。そして愛すべきキャラクターを生んで下さったことも!今回はラブラブで終わったので、次回は少し安心して読めそうですw
Posted by ブクログ
章がかっこよくて兵頭が健気なカップルである。
攻めが自分の身体を武器にして受けを助け、すったもんだで帰ってきた時、俺に抱かれたくないですかて……兵頭がいじらしいんですけど。お清めえっちを章がしてくれるとは……。
トモコレも笑った。
末長くリア充爆発しろ。
Posted by ブクログ
シリーズ5作目。
前作の布石一気に回収編。
巧妙な榎田トリックには本当に驚きます。
人を信じるということ。
簡単で難しく、難しいようで簡単なものなのかもしれません。
最後のゲームで笑わせてもらえて良かった!
Posted by ブクログ
前巻から引き続き追い込まれていく芽吹。過去を暴かれて、ズタボロになりながらも立ち向かう姿はすごい。全て分かった上で演技してたとか、甘栗にめ意味はあったとか最後には驚かされました。
ゲームは面白かった!シメノとヒョウドウが付き合いだしたとか(笑)最後は温かい雰囲気で終わって楽しかった。
Posted by ブクログ
いい幕切れ。途中痛い場面があったのでなおさらです。
芽吹と兵頭に訪れた試練は過酷でしたが、いっそう二人の絆は深まったのでほっとしました…
そこまでを一気に読ませてしまうつくりの上手さには、逆らえません。読み手までを嵌めようとするあざとさも、かえって嬉しくなったりして。
テーマは「信じる」ことなんですが、こうもあっさりハラハラさせられて、途中彼らを疑って、逆方向に行ってしまうなんて私はまだまだ読みが甘かった。
私とUSBメモリとどっちを取るの?的な展開から、愛だけではどうにもならないんだよ風に転がるのかと思いきや、そうでもないところが面白い。
その結末を知ると、生きる世界が違う二人が、男としての矜持を保ちつつ、互いを思いやってるのがすごく感じられます。
伏線小ネタがいろいろ出てきて、こういう長編ではマストアイテムだなと再認識しました。兵頭のカシミアコートのポケットから甘栗とか、いまさら印象的で、上手いなあと思います。
で、最後のベッドシーン。襲い受けで上書き!
能動的芽吹が嫉妬で濃厚H。こちらも満足です。アホ鵜沢登場の痛いシーンも、芽吹の嫉妬爆発である意味エロくて、悪くなかったけど。
兵頭、やっぱりイイ男だ…
最後の1ページ、じんとくる締めくくり。エンターテイメントながら、感動もしっかりあって、何度でも読み返せる質の高いシリーズだと思います。
Posted by ブクログ
あれが伏線だったのかと回収されてから気付く。ビー玉と二人の絆に感動。泣けました。この二人はもう安泰。話のまとめ方にムリがなく、二冊にして凄く納得できるお話でした。スピンオフもちょっとだけ気になります。
Posted by ブクログ
半端なく面白かった。さすが、というか。
期待は裏切られませんでした。トリックや展開もそうですが
とにかくお腹一杯な読後感を味わえます。
芽吹の為とは言え兵頭が環と関係をもったのは気に入りませんが
芽吹が過去の最大の苦難をようやく超えたそのシーンが
とても感慨深いです。お疲れ様でした!
Posted by ブクログ
すごい勢いで読んじゃった。当社比最速かもw 頑張った芽吹に泣くよ。芽吹にとって兵頭はある意味ショック療法的な存在に思えた。助けて欲しいのではなく、自分の信じる方法で一緒に戦って欲しいってことだったのかな。これからも兵頭とそれができればいいな。
Posted by ブクログ
見事に騙された…(笑)さすが芽吹さん!。怒涛の展開でハラハラしっぱなしでした;環を欺く為とはいえ、見てる目の前であんなことや、みんながいるところで若林のことを言われたり、読んでてすごく辛くて痛くて傷付きました;;環が憎くて憎くてたまらなかった。やっぱり兵頭さんと芽吹さんは、お互いなくてはならない存在です!色々あったけど、元の関係に戻って本当に良かったです!!最後の芽吹さんの夢の中での、若林の言葉が…すごく泣けた。
Posted by ブクログ
二転三転する展開に読んでる側も翻弄されて…(笑) 痛くて辛いシーンも多かったけど、結末は見事でした。誰も芽吹を責めてはいない。過去の芽吹を許すことが出来るのは今現在の芽吹しかいませんよね。ラストの一文が感慨深かったです。2冊のカバーイラストがそれぞれの内容を表現していてさすがです。特に、この作品の裏表紙側にある絵が感動的。
Posted by ブクログ
交渉人シリーズの新刊が同時2冊ってすごい楽しみすぎるわけですが、、、
奈良先生のイラストがちょっとどうなるのか恐怖です。
第一作の頃が一番好きなタッチだったので、今の画風でいったら……想像がつくだけに恐ろしい。
特にあの眼と鼻が受け付けないんだ…。
前半は…
前巻からの続きもの。前半は辛い描写も多く読んでいてもしんどかったです。でもそこはBL!安心してください。胸のスカッとする結末が待っています傑作です。
Posted by ブクログ
あぁ……ホント辛いよ。
辛かっただけにどんでん返しでスッとした!!チーム芽吹最高♪
……余談だけど環のアレの時の声は相当ハゲシクうるさそうwww
Posted by ブクログ
環のクズっぷりに終始ドン引きでした。人格歪みすぎだろ…ドSってレベルじゃねーぞ…。
芽吹さんの心情を考えると胸が痛くて痛くてすごくきつかった。終わり方は良かったけど、あの人は死ぬまでずっと傷を抱え続けて、自分を攻め続けるんだろうなと思うと辛い。どうか少しでもあの人の傷が癒えますように、と祈らずにはいられません。兵頭、頼んだぞ!
Posted by ブクログ
読み終わってから、表紙をみると「おおー」ってなります。
「嵌められる」と連動表紙なんですね。
受け→攻めの「お清めH」って珍しいなと思いました。
おもしろかった!
次作も期待。
Posted by ブクログ
すっかりチーム芽吹ですね。
なんだかずっとどんよりした感じで話が進んで行くので
ワクワク感は下降気味なんだけど、最後にちょっとスっとするので良かったです。
ナヨナヨしてない受けが好きな人は好きだと思いますこの話。
兵頭ちょっと点数下がったよ〜。
次回作もあるというのでまた楽しみです。
Posted by ブクログ
『~嵌められる』の続きで一気読み…と言いたいところだけど
最後の最後のアノシーン直前で読むのを止(と)めました。
何となく、ご馳走はゆっくりと、的な?(笑)
こういうウケは好きです。
展開もなかなかキワドイところもあって面白かったです。
どういうどんでん返しがあるんだと思っていたけれど
それについてはまぁこんなものでしょう、でしたが
個人的には満足した作品でした。
ただ、敵役の環がねぇ…。
典型的すぎるというか、少々ありきたりな感じというか
もう一捻りほしいと思ったのは贅沢でしょうか。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
下町は両国に芽吹ネゴオフィスとして事務所を構える芽吹章は、嫁姑問題以外ならなんでもござれの交渉人だ。そんな芽吹の恋人は泣く子も黙ると評判のヤクザ兵頭寿悦だった、ほんの少し前までは…いまや兵頭は芽吹の敵でもある天才詐欺師・環の恋人となり、痛めつけられる芽吹を見ても顔色ひとつ変えない。仕事も恋もうまくいかず、傷心の日々を送る芽吹だが、人を信じることをやめようとしない。そんな芽吹に、環は苛立ちを隠さず…!?俺は俺を信じる。人を信じていこうとしてる、自分を信じる!すべてを懸けて、芽吹の反撃が始まる。
Posted by ブクログ
BL。嵌められるの続きです。どうやって、よりを戻すのか、ドキドキしながら読みましたよ。芽吹さん可哀想すぎ。よりが戻っても傷は残って、また大丈夫って、自分に言い聞かせるんだろー?それでも、前を向いて立ち上がる芽吹さんは、カッコいいけど、作家さんは、イジメっ子だなーと。
Posted by ブクログ
交渉人シリーズ第4弾の下。
芽吹、周りに愛されてますね…(涙)
ネゴオフィスのメンバーはもちろん、アヤカちゃんも智紀も
七五三野も、挙句に兵頭の舎弟’sまで!!
しかし、話の流れ上しかたがないのはわかってるんですが
私は攻が受以外に手を出すのが好きじゃないので
どうにもこうにも遣り切れないです。
でも、好きでもない相手でもヤレるんですね…。
久しぶりに私の大好きな「ベラベラと理屈捏ね回す芽吹」が出てきたので嬉しかったです。
よし、きた!みたいな。
芽吹の理屈はスカッとする。
今回、本当にもう落ち着かないで最後まで読みました。
芽吹側の視点で書かれているのはいつもの事なんですが、今回は兵頭側の視点が読みたかったかも。
でも、元鞘に戻ってよかったです。兵頭の舎弟'sもよかったね!
小説の最後のページ、最後の一文で涙があふれました。
バカだなぁ芽吹、もう、とっくにいいんだよ。
ストーリーは相変わらず絶品でしたが、イラストが…
どんどんコミカルになってきてるし、実は今回も買うのをちょっと迷いました。
どんどんゴツくなってきてますよね、芽吹も兵頭も。
1巻の時の絵の雰囲気がピッタリだったのに…。
キヨもヤンキーみたいになってるし、サユリさんてあんなんでしたかね…。