あらすじ
流れる月日は人を強くも弱くもする。迷いながらも自分と向き合い、成長した藤(ふじ)。一方、大悟(だいご)に「距離をおこう」と言われ、不安な気持ちに囚われる杏(あん)。そして、とうとう苦しみながらも、ぎりぎりの愛情の表れとして、彼女が大悟に出した切ない答えとは…!?現在、過去、未来をつなぐ恋の物語、第5巻!!
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杏ちゃんが、大悟にすがりつかないで、自分から別れて、一人で立とうところが、偉いし切ないです。大悟も、杏ちゃんの為ではなく、自分の人生とようやく向き合っていて、二人がどういう成長の仕方をするのか見守りたくなります。藤君がしっかりしていてほっとします。
Posted by ブクログ
痛い。胸がまた痛くなる。
せっかく、手放しそうになった手を掴んだのに、相手のことを思いすぎるあまりに素直になれなくなる。
自分の闇に相手を巻き込んでしまうぐらいなら、一緒にいたいという気持ちは押し殺そうという杏の考えと、自分がどうにかしてやりたい、救ってやりたい、無理なら一緒に落ちてもいいという大悟の考えが、噛み合わない。
闇を隣で見ているのと、闇の中にいるのとでは、全然違う。
でも、だから一緒にいられない、分かり合えないなんてのは、つらすぎる。
杏と大悟には一緒にいてほしい。
Posted by ブクログ
17歳夏。結局大悟からの電話はないまま3ヶ月も経ってしまう。少しでも迷いがあるうちはかけてこないっていっても、さすがに放ったらかしすぎな気がする。結局杏からかける形になってるのもなんか納得いかない。せっかく仲直り出来たのに、椎香ちゃんがわざと杏の不安を煽ったせいでついに大悟と杏は別れる事になってしまう。大悟を押し潰したくないと考えてしまう杏の気持ちはなんかすごくよくわかって切なかった。大悟の「こぎゃん別れ方するためにお前を好きになったんじゃねぇ」ってやつ。響いたー。切ないー。17歳冬。いよいよ進路。ここでまさか楢崎さん出てくるとは思わなかった。大悟まさかだけど楢崎さんはやめてーと思ってしまった。藤くんの初恋告白良かったな。まだ終わってねぇって。二度目三度目があるから初恋っていうんだよ、そうだなって思った。でも杏も藤くんはないんじゃないって思っちゃう。みんな近場で探しすぎ。