あらすじ
この国には、国家繁栄維持法という名の法律がある。そこでは、多くの人間を生かし、国を繁栄させるため、選ばれた若者をあの世へ逝かす紙・“逝紙(イキガミ)”が配られている――。届けられた死亡予告証。残された時間わずか1日。「こんなところには、一秒たりともいたくない。もう呼吸さえしたくない。とにかく、一刻も早く…この国から脱出してやる――」魂揺さぶる究極極限ドラマ、ここに完結!!
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Posted by ブクログ
完結していたことを今さら知ったので、未読だった3冊(8、9、10巻)を一気読みしました。ラスト直前数話で明かされた「真実」の一つには心底驚かされました。見事に騙された…。キレイに騙され過ぎて、「え?今の何?なんて言った?」状態。いやあ、騙されるでしょ…普通、これ。これだけおいしいネタが仕込んであった割に最後が駆け足だったのはもったいない。打ち切りを疑ってしまうんですが、どうなんでしょ?
Posted by ブクログ
いや~、最終巻タイヘンなことになっちゃったな。
「日本じゃない」という不自然なことわりのあとは、(そんなこと一切出てこないのに)原発、デモ、自民党の3つしか思い浮かばなかったよ。
おそらく連載がスタートした2005年は、こんな結末にしようなんてきっと思ってなかったはず。すごいな、こういうメッセージの込め方もあるのか。ラスト1コマのセリフは、皮肉なのか、願いなのか…?
Posted by ブクログ
舞台が日本じゃなかったこと、10巻に来て急に勇み足での完結には苦笑いだが、最終話のストーリーの1つに出てくる「謝る機会を与えてほしい」という言葉が印象深かった。
全体的にストーリーが完結しているし、思想も統一されている。
一つひとつの話も良くできていたので終わってしまって残念。
Posted by ブクログ
まさかもう完結?!!?
マンネリはあったとはいえ、もっと引っ張れそうなコンテンツだと思ったが…
んで、読んでみたら…
え?…言いたかった事って…描きたかった事ってこういう事なの…
それってイキガミの本質と違うような…
と思って読み進めた前半戦…
そして後半…
なーーーーるほどなーーーー!!!
と今までの伏線含めて色々納得すっきり面白くオチをつけてくれたなーと。
もう1巻くらい引っ張ってじっくり見せてくれても良かった気もするが…
しかし、日本に良く似た舞台設定=日本が舞台、と信じて疑わなかったのに、
まさか「友好国」として日本が登場するとは思わなかったwww
いやーいろいろとたまげる漫画だ。
Posted by ブクログ
なんという終わり方・・・!
日本の現状に対するメッセージなんだろうが、
どちらかといえば、ポジティブよりも皮肉なものに受け止められる・・・
国家繁栄法とやらも、結局はそういう目的だったのか、
とちょっとガッカリしてしまうようなところもあった。
ネタが明らかになってしまうと設定の意外性も色あせてしまうものなのか。