あらすじ
強い覚醒効果があるだけでなく、驚くべき延命効果までもが噂される合法ドラッグ“アテロミン”。小さな番組制作会社でディレクターの夢を追いかけるAD・勝村剛士は、激務の中でいつしかこの薬を常用するようになっていた。ある日、ついにディレクターとしての初仕事を任された勝村だが、同棲する恋人・かづさに錠剤を発見され、捨てられてしまい…
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深い
ストーリー展開が深いですね。
最後の1日を描くだけのストーリー展開ではなく、何か他のメッセージが込められているように感じますが、まだまだまだよく分からんね。
Posted by ブクログ
「死ぬ気になれば出来る」とか「死にたくなるくらい辛ければ逃げればいい」と言う言葉の空虚さに、そろそろ気付いてる人も多いと思う。「死ぬ気で生を謳歌させる為」に制定された「国家繁栄維持法」の元に、ランダムに注射されたカプセルに因って20代前半と言う時期に法律によって命を奪われる者たちの物語。誰でも思う「なんで自分が?」と。描かれる若者たちは、恐らく、彼らが居なくても世の中は回って行き、本人も「まさか自分ではあるまい」と生きて来て「その時には「なんで自分が?」となる。この作品に描かれているのは、どんな人にもこの世に生を受けた瞬間に何かしらの役目を担い、その価値は付けられないのだ、と言う事への焦点だと言う印象が強い。
あなたが何もせずに生きた今日は、誰かにとってはどんな事をしてでも生きたかった一日かもしれない、と言う言葉があるが、そんな事を毎日毎日考えて生きていけるはずもないのが現実だが、生きていると言う事はなんかしら、それは自分の為だけかもしれないが、意味がある事ではあるんだくらいには思って日々を生きていきたい。生真面目に考え込むのではなく。
Posted by ブクログ
この巻ではイキガミ配達員の苦悩から入っているが、国繁を幼少時から名誉なこととして教育を受けてきた普通の人間には、藤本の職業は誇りあるものではないのかな? だからこそ藤本の思考が、この世界では異端であることになるのではと思ってしまう。「純愛ドラッグ」の彼女の最期は、彼のために生きようとしただけに愚かしいし切ない。
Posted by ブクログ
当然自分が24時間以内に死ぬことを考えた。
悟りを開くことはできないよ決して。
悩むうちに終わってしまいそうだ、人生。
でも理想論だとしても周りに願いをこめて逝きたいと思った
Posted by ブクログ
そんなに夢中になれないまま読んでたら、
2巻のEpisode4で落涙。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
国家繁栄維持法か・・・そんな法律がないと
「生命の価値」を意識できない世の中。
死ぬこと生きることと向き合わねばね。
でも続巻は買わないな。
Posted by ブクログ
書名 [イキガミ]?〜?以下ヤングサンデーで連載中
著者 [間瀬元朗]
出版社 [小学館]
定価 [530円]
コメント・・・
なかなか重い内容、生と死がテーマ。
国の政策で、「国家繁栄維持法」という法律のもと、国から子どものときにワクチンを打たれ、1000人に1人が「お上のために」に犠牲になる。それによって犯罪が減り、自殺者が減り、GDPも伸びている。
戦時中に届けられる「赤紙」ならぬ、「逝き紙(イキガミ)」を届ける公務員が主人公。死を告げる配達員の心の葛藤や、死ぬことを告げられた人の24時間の行動が、考えさせられる内容に仕上がってる。
これからどういう展開になるのか楽しみなマンガです。