あらすじ
「誤解させてすまない。今夜たっぷりわからせてあげよう。」
長く続いた戦争が終わり、和平の象徴として元敵国の王に嫁ぐことになったアンナリーザ。
しかし自分は、夫となったカーティスにとって、親類を殺した仇の娘。
きっと憎まれているに違いない。
案の定、王宮中の人たちから無視をされ、もちろんカーティスの視線も氷のよう。
こんな四面楚歌な状況で一体どうすれば……と頭を抱えつつ、
和平のためにと奮起するアンナリーザだが――。
迎えた初夜、寝室を訪れたカーティスは、
昼間とは別人のようにどろどろに甘やかしてきて……!?
生真面目な腹黒陛下×苦境にめげないポジティブ令嬢、
『逆仮面夫婦』の行きつく先は……?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最高にソーニャヒーローしてました!
最後に激重感情拗らせたやべぇヒーロー(褒めてる)だって明かしててもっと二人の続きが読みたくなりました。
わーお!
思わず何度かそう呟きました。
春日部先生の魅力が十二分に伝わる作品でした。
いやはやカーティスが激重だよ!
途中までも「おや?」と思うところはいくつかありましたが、ここまで歪んでいるといっそ清々しいですな!
全部カーティスがやったとナリが知ったらどうするつもりなんだろう。怖すぎる。
ナリのしなやかさは大変好ましく、最後には許すことにするのが本当にすごいなぁと感心しました。
シリーズになってこの2人の後日談が別の視点で描かれるといいなぁと思います。
次の作品も楽しみです!
これぞヤンデレ!
ソーニャ文庫ってヤンデレレーベルという認識はあったものの、乙女系ナイズされた内容だからなあ…ある程度救済処置があるだよなあと若干舐めていました。
しかしこのお話は違いました。これくらいの仄暗さを求めていたんです!グロすぎたり、血が流れすぎるのはわたしも好みではないのですが、こちらのお話はその塩梅が絶妙で、許容範囲内どころかキャラクターの魅力を高めるものでした。
このくらいの仄暗いお話、また読みたいです。
ヒーロー目線のお話ももう少し読みたかったです。
久しぶりにソーニャさんらしい作品でした。
原点回帰で書かれたらしいですが、とても面白かったです。いろんな作品がありますが、やっぱりこうでなくっちゃって感じです。
どこまでも善良なヒロインとヒロイン以外はどうでもいいヒーローとても読み応えがあります。
ラストのヒーローの独白がゾワっとします。
壮絶なヤンデレ
相手を赦すことは、たとえどんなに罪を犯そうと、自分の尊厳を奪おうと、全てを受け止めるということ。
ヒロインは、どれだけ鋼の精神を持っているのか…1ヶ月やそこらでたどり着ける境地ではないから、物心ついたときから身についた処世術の為せる業なのでしょうね。
隣国にあって、宗教観がヨーロッパとアジアほど違うというのも珍しい。
過去植民地とかだったのかしら…
それにしても、逆仮面夫婦っていうのがあるんですね。しかも史実にある…!
知らない土地へ嫁いできた姫にとっては、非常に胆力がいることですが、この前向きで純粋なヒロインの前では、事情さえわかればお安い御用のようで。でも、わかるまでがつらかったね。ヒーローもなんかふわふわした人だし。
後半はすんごい歪みっぷりを見せてくれました。物語全体的に。
こういう角度の歪んだ愛もあるんだな〜、すごいな〜と読後は呆気に取られましたとさ。
とっても...
好きな作家さんなので、紙書籍を購入
高評価に期待値が上がっていたのもあるかな?
普通でした
さらっと読めます
とは言え、奇抜な設定を求めているわけではありません
今回は何故だろう?
私は、グッと引き込まれるものがありませんでした
次回作に期待します
匿名
評価
レビュー評価が高すぎて、読む前に勝手にハードル上げてしまってたかもです...
ダークな秘密の裏の裏があるんでしょ?と構えて読んだせいで驚きが少なかったです。
あと、溺愛や執着もそれ程感じなかったです。ヒーロー視点が最後しかないからかな。萌え要素足りなかった...