あらすじ
圧倒的人気を誇る教師、ハスミンこと蓮実聖司は問題解決のために裏で巧妙な細工と犯罪を重ねていた。三人の生徒が蓮実の真の貌に気づくが時すでに遅く……。学園祭の準備に集まったクラスを襲う、血塗られた恐怖の一夜。蓮実による狂気の殺戮が始まった! ミステリー界の話題をさらった超弩級エンターテインメント。解説・三池崇史(映画監督)
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Posted by ブクログ
上巻を読み終わり、さあさあ次は次は!?
と、心踊りながらページをまくっていきました。
下巻では、学園祭の準備のため、学校に宿泊することになっていた2年4組の生徒が大量虐殺される話である。読んでいてハラハラする。猟銃を持った犯人(蓮実先生)が1階から生徒たちがいる3階や4階、屋上へ続く階段へと迫ってくる時には、自分も隠れている生徒になった気持ちで、息が詰まりました。
蓮実先生は綿密に計算し、生徒を確実に殺していく。しかし、その中でも計算外のできごとがいくつも起こるところがこれまた面白い。犯人だけど、殺し終わったあとの蓮実先生のズタボロ加減も現実みがあって良かった。
生徒たちも頭を使い、蓮実先生に対抗する。窮地に晒された時にどう行動するのか…。階段を上に行くのか、それとも下に行くのか…。たったそれだけの選択。だけど、選択を間違えると殺される。
どっちが正解なのか、嫌な汗を書きながら読みました。
この本は上下巻ともに、本好きの友人からプレゼントしてもらいました。私はミステリーよりもホッコリ系の小説が好きなので、読み終えることができるのか、一縷の心配を抱きながら上巻から読み進めました。
ページをめくるうちに蓮実先生や、2年4組のみんなのイメージが頭の中で作られていきました。
この本を読むのがやめられず、おかげで数日は寝不足になりましたが、悪い気はしません。
読み始めると止まりません。
この本をプレゼントしてくれた友人と、作者の方に心から感謝します。
ありがとうございました。
Posted by ブクログ
上巻はハスミンがヤバい奴だと分かる。下巻はちょっと人間味がでてくる。ラストを読んで、心神喪失か何かで世間が忘れた頃にまた何食わぬ顔で戻ってくるんだろうなぁと思った。
Posted by ブクログ
ハスミンがさらに暴れまくる。用意周到で行動コマンドに殺すっていう選択肢があるハスミンと子供なりに、高校生なりに抵抗して死んでいく生徒たち。最後の三池崇史の解説を読んだ後、意識が変わって2週目からはハスミンを応援することになるかも。
Posted by ブクログ
面白い!!!
途中から普通にハスミン応援しちゃってました!
そのくらい魅力的な主人公だと思います!!
表向きは優しくて明るくて人気者。本性は共感性皆無の冷徹な殺人鬼。こういうキャラ本当に好き。
ハスミンが1クラスを全滅させるまで殺して殺して殺し続ける場面に入ると、もう読む手が止まりませんでした。
2人の生徒が既に殺された生徒を使いハスミンを欺いたシーン。
正直なところ抜かりのないハスミンがあのトリックに騙されてしまったことに少し違和感を感じましたが、あの場面であそこまで機転が利く人間はそうそう居ないでしょうから。。生徒なら特に。。
個人的には「迫り来る殺人鬼」よりも「確実に本性に近づいてくる生徒」にドキドキしました笑
Posted by ブクログ
貴志祐介の『悪の教典』は、一度映画で観たことがあるものの、小説を読むのは今回が初めてでした。
本作は、主人公の蓮見聖司が他人の感情に共感できないサイコパス教師であることを壮絶に描いています。 何か問題が発生すると、解決策として、人命を奪うことも選択肢も上がってしまう。
蓮見は非常に賢く、生徒たちからも人望のある教師です。
彼は卓越した人間関係の操り手であり、学校で起きるさまざまな問題を巧妙に解決していきます。
しかし、彼が気に入らない人物が現れると、自分の関与を一切残さず、見境なくその人物を排除してしまいます。
下巻に入ると、 生徒たちの予想外の行動によって、蓮見もまた予期せぬ行動を取らざるを得なくなります。
これにより、蓮見も次第に追い詰められていき、読者に切れ味鋭い緊張感をもたらします。
上下2巻の長編ですが、楽しく一気に読めてしまいます。大量殺人が行われる小説にもかかわらず、蓮見が殺人に対して一切抵抗を持たずに実行していくためか、どこか爽やかな印象を与えます。
Posted by ブクログ
ラストが気持ちよかった。どんなに頭のキレるサイコパスであっても致命的な証拠を残されてはひとたまりも無い。瞬時に精神異常者を装うハスミンには納得。久々に疾走感溢れる読書をしたが、次は人の死なない作品を読みたい。
個人的には蓼沼が推し。
Posted by ブクログ
はーあぁぁぁぁ、読み終わった!
綾辻さんの「殺人鬼」以来のパンチが効いた本でした。
怖い物見たさで読み進めて、オチが判明しない方がコワイ!が故に読み終えられたという感じ。
でも意外とハスミンは、ノリ重視型でしたね…。
犯罪中の綱渡り感が半端なかったです。
熟考はもちろんするんだけど、それ以上に勢いと幸運に助けられていたような。
いやはや…、次に読むのはのんびりした雰囲気のあるものにしよっと!
落ちが弱くて私は不満でした
ハスミンがスカッと死ぬ訳でも死刑宣告されるでもなく再起の余地を残した終わりだった。
ハスミンファンにとっては気持ちいいかもしれないが、私はハスミンに気持ち悪さを感じながら、ホラーものとして読んでいた。
したがって終わりかたに不満が残った。
ただし描写や展開は文句なく面白い。