あらすじ
33万部ベストセラー「千円札は拾うな。」の著者でワイキューブ社長だった安田佳生のまさかの手記。民事再生法適用から1年後の真相が明らかに!
私たちは本当に子どもだった。そして私利私欲の塊だった。――まえがきより
すみませんでした。もうこのような会社をつくることはありません。――あとがきより
感情タグBEST3
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探し物をする時、見つけて読み返した本
「私、社長ではなくなりました」
本を整理する機会が何度もあったのに残していたこの本…ただなんとなく手元に置いていたつもりでしたが、多分2012年代に読んでいた時より、今読むとリアルにあのワイキューブが輝いて時より時代背景も思いだしながら読み進められた。2000年代に福利厚生が凄すぎる(会社にワインバー、毎日パティシエがスイーツを用意する等)メディアが成功を取り上げていた。あーあの時の実際はこんな感じだったのか…なども辛すぎた。
苦労がまたあるとわかるなら、もう一度同じ人生を歩みたくないと思うだろうが、作者はまた同じ人生を歩みたいと言う。不思議だけど、最後まで読むとそれも少し理解できました。成功本より心に響く本でした。やはり、手元に置いておこうと思う。
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栄枯盛衰。けして社長としての器がなかった方ではないと思う。
優秀なブレーンと自らの身の丈に合った経営と勝負所の勘を間違わなければ良かったのだと思う。
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会社のイメージアップ等に対する考え方と取り組みについての記述は、「よくこんなことを思いついたなあ。凄いなあ。」と感心しました。
ただ、それでも利益があがらず、会社が傾き、社員が辞めていくところのページを読み進んでいくと、胸が詰まるようになりました。
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This is a rare book. I can hardly find any book that discuss about personal failure in Japan.
It taught me a lot about failure. Route he took was an unusual route. The way he made investment are different from others company. And what he did, I might do the same. But now, this book give me a chance to rethink, what I would do in the future.
Business, investment , profit, liability, cash flow, human resource, marketing technique, are the keys topic that mention and worth a great deal of time to think deeply about it.
Specially in the case of Y-cube.
Next book I would like to read is, how the mighty falls.
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知っていますか、ワイキューブ。
とんでもない人気を博した人材コンサル会社。
新卒の企業説明会もホール貸し切ってとんでもない規模で開催され、憧れの企業として一世を風靡していました。しかし、、、この結末を誰が予想したか。社長が語る一企業の終焉に虚しさを感じた。
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安田さんの正直な思いが書かれた良書。
当事者が書くだけに、ワイキューブが民事再生に至るまでの過程が生生しく記されている。そして、何より、安田さん自身の思い・葛藤。。。
逆に考えると、社長のキャラクターや特徴というのは、ストレートにその会社の社風や施策に影響してくるのだと再認識できた。
社長のコンプレックスや哲学、人との関わり方。。。すなわち人生観・価値観というものがすべて反映する。そういう自分と向き合って本書を書きあげて初めて正直に自分と向き合うことができたのかも知れない。
すべてが終わってしまった後というのが寂しいけれど。
Posted by ブクログ
直接ではないが、ワイキューブには関わったことがある。当時は羽振りのいい会社だったことを覚えている。私の感想をふたつ。①当時安田氏は時代の寵児でマスコミがおみこし担いでビジネス誌によく載っていたが、ホリエモンと同様、汐が引くように取り上げなくなった。②そういう風潮の中、このような「失敗談」をリアルに記録に残すことは、安田氏の勇気とともに喝采を送りたい。
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ダメな人ではないはずだが、この本を読んでると、こんなダメな人でも社長になれるのかと、勇気を与えてくれる。短い文章で潔く結論を導く文体なのも読みやすい。共感を持てる1冊
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ワイキューブという会社をこの本を読むまで知らなかった自分がいます・・・
こんな会社だったんだ!ととても興味をもちましたね。
この会社のやり方やブランド力の高め方等とても学びがありますね♪
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ビジネス書は成功ものより失敗もの方が役に立つ。サイバーエージェントの藤田さんの「渋谷ではたらく社長の告白」と内容が似ている。どちらもテナントや福利厚生に金を使いきり、株価とキャッシュフローに一喜一憂するというところに共通点がある。勢い良く読んでしまったのでまだ内容が消化しきれていないが、じっくりと自分の物にしていきたい。著者の経験を無駄にしないために。
Posted by ブクログ
ワイキューブの社長であった安田氏自らが、創設から奇抜な営業方法さらには破綻にいたるまでのことを書いている。ここまで赤裸々に書いてくれると他のベンチャー起業家にとっても参考になる。安田氏は人のマネはしたくない、やりたくないことはしないという性格だから自分で自由にできる会社を創りあげた。会社を私物化し高給で休暇は多い、さらにカフェやバーまで設置。見た目は優雅で派手なので入社を希望する学生は多く人気企業にまでのし上がった。しかし利益を考える経営センスはなくお金を借りまくり売り上げを上げるために使いまくるキャッシュフロー経営。そして残ったのは20年で46億円の借金。民事再生と自己破産により1億6千万返せばよいだけで社長ではなくなったが今も同じオフィースに通ってサラリーマン生活。
やったことはほとんど詐欺に近いのに、最後はこれだけって日本の経済、法律って甘すぎるのではないかと思う。おそらく本には書けないもっとヤバイことやとんでもないこともしてると思うよ。だって本人が「最後に20年間本当に楽しんだ」と書いているのだから。
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非常に面白かった。
私たちが就職活動をしているころは初任給ではR社越え、新卒のなかでは有名な会社だった。リーマンショックを契機とする採用マーケットの縮小とともに業績悪化。昨年民事再生の申請をした。よく的を抑えているなというところと、あきらかに身の丈に合わない事をやっているというとこと、失敗事例にはなるのだが非常に面白かった。
Posted by ブクログ
石原明先生との対談と、以前に千円冊はひろうなを読んだ事があったので、興味深くよめた。
負債がかさんだ時に若い優秀な社員がやめて行ったところが、自分も人を扱う仕事をしているので共感出来、悲しかった。
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自分が働きたい場所をつくるために人材コンサルティング会社を設立。社員の給料を上げ、社内にカフェやバーを作れば会社を好きになってくれるはず。しかし、倒産。人、遠慮なければ必ず近憂あり。失敗を学ぶに良い本。
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昔から彼の本を読んでいたので、私自身もケジメをつけるために、この本を買いました。
彼のやったことや発想は面白く、今のビジネスシーンでも残っているものが多いと思う。
しかし、失敗した。私なりに思う失敗の原因は、彼が「ええかっこしい」だからだと感じた。
Posted by ブクログ
やりたいことを探す、よりやりたくないことを探して、やりたいことを決める。
声を大きく出す。売り上げが上がる。自信を持っているように思われる。
今わからないことも、真剣に考えれば理解できるようになる。
教育では人は育たない。素材がすべて。
能力の有り無しと経験の有り無しで四つに分ける
即戦力(有り有り)、戦力外(無し無し)、未来の戦力(有り無し)、即害力(無し有り)。
中途採用は即戦力ばかり求めるので採用できない。
即害力は避ける。
未来の戦力に目を向ける。
問い合わせを金で買うという発想=宣伝広告にお金をかける。
社員は、豪華なオフィスやバーは一年しか喜ばない
社長の見た目が採用に影響する
給料で先行投資するともっと欲しくなる。欲しいにはキリがない。
社長をやめたら上に抜けていくしかない。副社長にはなれない。
Posted by ブクログ
人材コンサルタント会社のワイキューブ代表だった著者。会社を立ち上げてから倒産するまでが書かれている。感じたのは、著者は会社員生活が向いていなかったということ。決められたことを淡々とやることが苦手な傾向があり、決められた組織で働くことが向いていなかったとしか思えない。
会社を立ち上げたものの、その運営にも稚拙さが感じられる。成果が出ていないのに、給料を多く出していたり、バーなど華美な施設を作ったり、高い立地に本社を置いたりすることで。優秀な人材を得ようとしていた。これでは、本当に優秀な人材は集まらないと思った。
そうしたことよりも、違ったアプローチで従業員のことを考え、顧客のことを考えて行動する会社の方が、よい人材が集まるのではないかと感じた。
こうした失敗談は、あまり表に出ないことだと思うので、すごく役に立つと思う。
Posted by ブクログ
子供の作文のような率直な文章が不思議な印象を残す。優れたビジネスセンスを持っていながらどこか壊れている著者はある種のボーダーラインの人なんだろうな。
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非常に素直で臆病で変わった方なんだなと理解できた。
ただ、同じ時代を同じ業界で過ごした者としては、もっと突っ込んでかけたんじゃない?という気持ちも芽生える。
弱いからこそ、本心は語っていないように読めた。
Posted by ブクログ
会社って給料だけじゃなく、人の価値観に合わせてやりがい、休暇などの報酬も提供しないと頑張ってくれないね。全員の給料を上げ続けても、全員が成果上げ続けてくれる保障はないしね。
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人と違ったことをやりたかったけど、それは経営の常識から外れたことだった。
社員のためと思っていたことは結局社員を路頭に迷わせる結果になった。
この本の結論はきっとこういうことだと思うんだけど、全体的に言い訳めいているというかあんまり自分と向き合えてなさそう。
こういうのも商売にするくらいだからもう企業はしないと思うけど、話題性の高い会社をつぶす決断までのドキュメントとしては面白い。
Posted by ブクログ
すごくまっすぐな人なんだと思う。
こうしたいという欲求や目標に向かって突き進むパワーがすごい。
ベンチャーに勤めている人は読んで見ていいと思う。
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会社を設立して、民事再生法適用迄に至った経緯が細かに書かれてる。新規採用コンサルの会社だったが、ズサンな経営により会社を潰した話であった。100人の社長が居たら99人はこのような経営をする人は居ないだろう!しかし、逆に普通では無い社長の考えが、この会社の良かった事かも知れません。
Posted by ブクログ
「千円札は拾うな」を読んだことがあるだけに、その著者が書いた本書を読むと少し切ない。
著者は結果的に会社経営には失敗したが、ワインセラーやバーのあるオフィスなど今までに無い画期的なことをやり、それなりに実績をあげたことは事実。
それなりのことを成し遂げてきた人物であるから、社長という立場でなくても何か新たにやってくれないだろうか。
Posted by ブクログ
不思議な本だ。
正直な方なのだろう。
そんなにウソは書いてないと思う。
こんな考え方であれだけもてはやされ、20年も会社を維持できたことに驚愕する。
うーむ…。
奇妙な読後感が残る本だ。
うーむ…。
Posted by ブクログ
ワイキューブというユニークな会社の社長で、「千円札は拾うな。」なんて感じの悪いタイトルの本を出したと思ったら、「私、社長ではなくなりました。」を書いて、、興味を持ち、読んでみた。
言い訳めいた思い出話ばかりで、特に読む必要もない1冊ではあったが、なんとかかんとか20年もの間、会社を経営できていたことは奇跡だと思った。
ノリで、ベンチャー立ち上げちゃおうぜ!とか言う人は、まずは読んでおくといいんじゃないかな、って思いました。
Posted by ブクログ
投資をしなければ、会社は衰退するだけになると思います。ベンチャー企業はできるだけ大きくなってExitする。ずっと存続したければ中小企業になる。この決断が重要であることに気付かれていればと残念に思います。
と、同時に自分のこれからの教訓にさせていただきます。
Posted by ブクログ
きっかけと行動力さえあれば誰でも企業出来て社長になれる。一番重要なのはその後、会社を維持できるかどうか。
この人はやりたい放題。何故周りの誰も止めなかったのだろうか?
面白く読めたけど内容はとても薄っぺらいです。