あらすじ
33万部ベストセラー「千円札は拾うな。」の著者でワイキューブ社長だった安田佳生のまさかの手記。民事再生法適用から1年後の真相が明らかに!
私たちは本当に子どもだった。そして私利私欲の塊だった。――まえがきより
すみませんでした。もうこのような会社をつくることはありません。――あとがきより
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Posted by ブクログ
人材コンサルタント会社のワイキューブ代表だった著者。会社を立ち上げてから倒産するまでが書かれている。感じたのは、著者は会社員生活が向いていなかったということ。決められたことを淡々とやることが苦手な傾向があり、決められた組織で働くことが向いていなかったとしか思えない。
会社を立ち上げたものの、その運営にも稚拙さが感じられる。成果が出ていないのに、給料を多く出していたり、バーなど華美な施設を作ったり、高い立地に本社を置いたりすることで。優秀な人材を得ようとしていた。これでは、本当に優秀な人材は集まらないと思った。
そうしたことよりも、違ったアプローチで従業員のことを考え、顧客のことを考えて行動する会社の方が、よい人材が集まるのではないかと感じた。
こうした失敗談は、あまり表に出ないことだと思うので、すごく役に立つと思う。