あらすじ
プロのヴァイオリニストを目指す藤堂真澄は、国際コンクールでの失敗を機に夢を諦めていた。
失意の中でも、ヴァイオリンだけは手放せずにいたがある日階段から転落すると異世界に迷い込み……混乱収まらぬまま、スパイ容疑で拘束されてしまう。
騎士団長アークを前に弁明を迫られる絶体絶命の状況下、真澄の運命に救いの手を差し伸べたのは――
共に異世界にやってきた"ヴァイオリン"だった。
愛する音色に導かれ、"楽士"としての人生が始まる。
感情タグBEST3
バトルと音楽の饗宴
不審者でスパイ疑い→臨時徴収扱い→フリー楽士くらいの気持ちでいたら、楽士が思ったよりブラック社畜向き危険業種な過酷異世界だったでござる。
最前線で使い潰される騎士団のアーク団長付きかぁ、そりゃ前任者たちも逃げ出すってもんやな。
カスミレアズだけじゃなくて騎士それぞれ専属欲しいとか、争奪戦必至やんね。
藤堂真澄ちゃんがアマチュアでもクラシック楽士てことは、グレード高い生地と縫製の正装クラス着てるんかな。
なんで西洋クラシック音楽の女性正装てドレッシー(=肩や腕や背中や足元とか割と露出高くて寒そう)なデザイン多いのか不思議よねぇ。
ただ制服みたいな扱いだからビジュアル固定できて、連載作画が私服設定何度も練り直さなくてよいのは上手いとこだなぁ。(なお、作画カロリーは除く)
どれだけの優れた音楽家たちが
日本に音大っていくつあると思います?優秀な音楽家ってどれだけいると思います?いまの世の中は平和で子供の時からレッスンできる中流以上の家庭の子ども、比較的、練習することが可能なひとが音楽を続けられるのです。生活ができなければどこかの企業で就職をする。この主人公レベルの演奏家は山ほどいるのに、です。また、音楽家の歴史を見れば音楽家は貴族のお抱え、つまり階級的には低いのです。異世界とて同じだと思います。今と価値観は異なる。学士さまと崇め立てられるこのストーリーは本当の夢物語で、ヒロインはもともと不幸ではありません。むしろ、音楽を続けられてきたことに感謝するべきなのです。
トリップ。。。
現代社会での自分の心のモヤモヤ⁈からの異世界トリップ。無双しない元バイオリニストのヒロイン。最初はスパイだと思われたり、2回誘拐されたり、その他もろもろ。そんな彼女を毎度助けるのが騎士ヒーロー。火力が桁違いなので、こっちの異世界でもいろいろあって、ヒロイン無双しないからヒーロー結構ピンチ!!
着眼点が新しい
転載→どこぞの公爵か皇帝に出会うというパターンではなく、そこに音楽というのをハメてきたのには驚きました。無理なく、ストーリーに入っているので、違和感は全くないです。絵は好みに別れるかな?っていう感じですが、作品は楽しめると思います。