あらすじ
三年前の大火で父親が行方不明になり、叔父の下で岡っ引きの下働きをしている喬太。下手人が川を歩いて逃げたという殺傷事件を調べている最中、数多の戦火を潜り抜け、体中に傷痕をもつ不思議な老人に出会う。人は水上を歩けるのかという疑問に、老人が語った「水蜘蛛」なる忍者の道具。その時、喬太の脳裏に浮かんだ事件の真相とは――。
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Posted by ブクログ
<爺いとひよこの捕物帳>シリーズ第四弾。
これって最終巻?
喬太はお父さんと出逢って、最後はみんなで戦って勝ったし。
喬太は十手を貰ったし。
お父さんは旅立って。
このシリーズ 地味に好き。
年配の人が自分の経験・知恵を若者に授けて成長させていく話、好きだなぁ。
十代の頃に、こんな風に安定した余裕のある人が側にいて導いてくれたら、どんなにか良かっただろうと思う。
今回、なにげに一番良かったと思えたことは、喬太のお父さんがお母さんを連れて一緒に旅に出たこと。
お母さん、良かったねぇと思った。
☆4つ。