あらすじ
元看護師が描く、いのちの物語
大切な人の最期の望みを叶えたい――
14万部突破!
「この物語に出会えて、よかった」と
熱い感想がたくさん届く、人気シリーズ。
ホスピスに加わった2年目のナース・神宮寺麗奈の教育担当になった卯月。
感情を素直に表しすぎる彼女に「患者さんが亡くなることに慣れるものですか?」と
問われた卯月は、改めて自身の仕事に向き合うことになります。
一方、恋人で医師の松岡樹は、患者家族とのトラブルに悩み……。
生きること、働くことの輝きに、心が揺れる、感動のシリーズ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
理由なんて何だっていい
きっかけなんてどうだっていい
夢だったなんて言う必要ない
自分が選んだことにかわりはない
今、頑張っているか
そして、これからも、頑張っていけるか
Posted by ブクログ
シリーズ第5弾。
ホスピス病棟に新しく加わった2年目ナースの神宮寺の教育担当になった卯月咲笑は、彼女と行動することで改めて自身の仕事に向き合うことになる。
神宮寺のことをけっして否定することはなく、一緒に考えることで咲笑も成長したんだなぁと思う。
死に近い患者のそばに視る思い残しも、寄り添って話を聞くことで、とても自然に解決できている。
35年ぶりの父との再会、高校時代に好きだった忘れられない女性、誰にも言えなかった過去の秘密、小説家になりたい彼に送ったクリスマスプレゼントなど、何度か涙してしまった…。
いちばんの成長は、咲笑が姪っ子を預かり一緒に生活することで、その大変さを感じ、両親や兄夫婦の凄さを実感したことだろう。
恋人の樹とも悩みながらも少しずつ寄り添えていけてる感じに応援したくなった。
Posted by ブクログ
「ナースの卯月に視えるもの」5冊目。
卯月が働く院内ホスピスに二人の看護師が異動してきたところから始まる物語。
異動してきた個性的な二人の行動を通して、常に人の死に近いところにいる医師・看護師が患者の死に対してどのように向き合っているのか、そのありようが垣間見える今回。
患者の死に対して『泣きたいくらい悲しいけれど、泣いている場合じゃない……』という葛藤を一生抱え続けなければならない医療従事者の立場がなかなかハード。
患者の苦痛を完全に消し去って意識もしゃきっと最後まで本人らしく過ごせたら一番いいが現実にはなかなか難しいとか、負の感情を持つ患者であってもその気持ちは否定せずにそれを尊重した上でどうしたらよりよい終末を迎えられるかを考えるとか、卯月が看護師として語る言葉は、一方、患者の身になって捉えてもなかなか切ない言葉だと思える。
今回も色んな患者さんの話があったが、その中では、短い命の中で作家を目指して小説を書く彼氏のために、彼が新人賞に応募した原稿を自分の手で一冊の本にしてプレゼントした彼女さんの姿がとても印象に残った。
そういう佳い話ではあるのだが、話の展開はワンパターン化してきていささかのマンネリを感じるところ。
患者さんは誰もが「思い残し」はあっても恬淡としているように見え、卯月も彼女なりに悩みはあるとはいえ患者のみならず後輩への対応もそつなく行えるようになってきて、それもこれも話が丸く収まっていくのがちょっと物足りない。最後の話などでき過ぎではないかしらん。
作者さんのあとがきに『彼女の歩みを、これからも一緒に見守っていただけたら幸いです』とあったので、まだまだ話は続きそうだが、付き合い続けるかはちょっと考え中。