あらすじ
「もっと、ディアーヌ……貴女が、欲しいっ……」
彼の真っ直ぐで重たすぎる愛情に心を強く揺さぶられ、狂おしいほどの激情で求められて──なぜか泣きたくなる。
皇帝である父からの命令により派遣された戦地で、最愛の兄の窮地を救ってくれたシルヴァン。騎士となった彼が褒美に求めたのは皇女ディアーヌだった。シルヴァンのもとに降嫁したディアーヌは彼から注がれる深い愛、彼に惹かれる自らの感情を不思議に感じつつ、幸せなときを過ごしていたある日。敵国の王太子の来訪をきっかけに、ディアーヌは思い出す。──かつては件の戦争で兄を喪い、敵国に売られるように嫁ぎ、冷遇され過ごすなかシルヴァンと出会ったことを……。
感情タグBEST3
泣ける
それぞれの心理描写と状況の動かせ方がうまくて、ありがちなストーリーだと思いつつも、どんどん読み進められて、泣かされました。
イチオシ
すごくよかったです。
とにかく、読んでほしいと思います。
忍耐を強いられて、受け入れて、、、
そんな中の一筋の光を感じました。
お互いが心から望んだからこそ、今があるのだなと。
満足です。
シンプルisベスト
感情も言葉も人間関係も全て。ただ単純に、簡潔にしてしまえば、こんなにも自由なのに…
これは、タイムリープしてるんでしょうね
ヒーローの強い意思で
ヒロインの人生の岐路にまで戻って
そして、力業(物理)でヒロインを手に入れる
まさに、執愛の物語だと思いましたとさ
アンブロワーズよ。何度遡っても、己かわいさゆえの執着心では、人の心は手に入らないんだゾ☆
羨ましい
1度目の人生は運命に翻弄されるような辛く、苦しいものだったけど、死の間際、大好きな人が側にいて看取ってくれ、ずっと一緒だと、後を追って死んでくれる。悲しいけれど、なんだかとても羨ましいと思った。
匿名
孤独
題名から「孤独な騎士」を勝手に想像してましたが、ちょっとした違和感が解き明かされたとき府に落ちました。隣国の王太子も、素直になれずやり直しもできない。ヒーローだけが、本当にヒロインを深く愛していた。ヒロインもヒーローも兄も、王太子もそれぞれが孤独だったかもしれない。とても読みごたえがありました。
静謐。その一言に尽きる。
無駄な説明や過剰な演出はないが感情豊かな物語。
現在、過去、そして未来。
願いはただ一つ。
何処までも深く、何処までも清らかで変わらぬ愛。
構成も見事。
もう一度じっくり読もう。
とても面白かった!
お話の構成が面白かった。最初はよくある溺愛ものかと思っていました。だから悲惨な最初の人生のヒーローとヒロインがかわいそうで泣けました。でもこのふたりだけでなく、ヒロインを虐げた王太子も前の人生の記憶があったのがよかった。最高のざまぁですよね。
時空もの
時が遡る話。読み始めは気づきませんでしたが途中でやり直しなんだと気づきました!
大体は死ぬ間際から始まり戻るというふうなストーリーが多いのですがこちらの作品は斬新な感じがしました。
それにしてもアンブロワーズは‥
夢かな?
もしもあの時にかえってっていう思いを現実のようにな感じしました。
前の人生を強烈に覚えている影響っていいのか悪いのか、でも強い願いは叶ってヒロイン、ヒーロー立場でハッピーエンド。