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アルファポリス…
ヒーロー目線で話は進んで行きます。ヒーロー目線での話は久しぶりに読んだので新鮮でした。お互いを見ているようで見ていなくて、相手を理解していたつもりでも理解できていなくて…。年月だけは虚しく過ぎていき、ヒーローは別の女性に恋をする。そして、記憶と視力を無くして生きている元婚約者と出会います。そして、静かな場所で冷静に昔の事を考えて自分は愚かだった。みたくないから、わざと言い訳をつけて見ないふり気づかないふりをしていたと深く後悔しながらも、成長していく話です。
凄く考えさせられました。見たくないから見て見ぬふりをして、自分より相手が評価されるのが嫌だから嫌いになって遠ざけて…。アルファポリスやってくれるな〜。文章的には人間臭さは鳴りを潜めてるけども、やはりアルファポリス、人間臭さもあり考えさせられる話でした。
手紙から始まります
婚約破棄されたヒロインから元婚約者の王子に向けての手紙からはじまります。某ラノベと同じ展開なのですが、なかなか読みが応えありました。
好意が同じ様に返されないことで悪意に変わっていった王子。その王子に惚れて後先考えず婚約者の立場におさまった男爵令嬢。婚約破棄されたことにショックを受け、失明と髪を対価に記憶を失う魔法を受け入れたヒロイン。訳ありだとわかりながらもヒロインを受け入れたヒーロー。それぞれ色々考えがあってのことですがもたらした結果が全てでした。最後の方で元婚約者がヒロインに言った「道は交差することはない」という言葉が重かったです。ただラストにヒロインとヒーローの結婚式があり、ヒロインと父親のやり取りが素晴らしかったです。
胸糞悪い
主人公の第一王子は気持ちはなかった?とはいえ自分勝手で2人もの女性を傷つけた、最低男。
男爵令嬢も身勝手だったとはいえ、今までの脇役令嬢にしては可哀想だったと思う。ヒロインは最後幸せになったのはよかった。とにかく最後まで第一王子には胸糞悪かった。