【感想・ネタバレ】永遠の詩01 金子みすゞのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年08月23日

「おはじき」
空いっぱいのお星さま、
きれいな、きれいな、おはじきよ。

ぱらり、とおはじき、撒きました、
どれから、取ってゆきましょか。

あの星
はじいて
こう当てて、
あれから
あの星
こう取って。

取っても取っても、なくならぬ、
空のおはじき、お星さま。


<解説より>
みすゞが瀬戸崎尋...続きを読む常小学校に入学した1910年(明治43)ハレー彗星がやってきた。大接近する5月19日未明、彗星の尾が地球の大気に影響を与えて、空気が十分間なくなる、といううわさが立ち、日本でも、空気をためるために自転車のチューブが飛ぶように売れたという。本好きのみすゞは、星や宇宙に関する本を読んで、想いを広げていたにちがいない。


「小さなうたがい」「美しい町」「木」「日の光」「さよなら」「見えないもの」「さびしいとき」「女王さま」もよかったです。


金子みすゞ(かねこみすず)
1903年(明治36)~1930年(昭和5)。
大正末の童謡界に彗星のように現れ、西条八十に「若き童謡詩人の中の巨星」と称賛されたが、26歳の若さで自死。没後、半世紀以上を経て、遺された手書きの童謡集が発掘され、この世によみがえった。

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