【感想・ネタバレ】竜の医師団1のレビュー

あらすじ

この世は竜の創りしもの。竜のあるところに豊穣あり。だが竜が病む時、彼らは破壊をもたらす。〈竜ノ医師団〉とは竜の病を退ける者。極北の国カランバス。虐げられし民ヤポネ人の少年リョウは、憲兵から逃れ必死で飛空船の発着場を目指していた。〈竜ノ医師団〉は治外法権、飛空船で辿り着き入団できれば、ヤポネ人でも道が開ける。発着場に向かう途中リョウは、上流階級のお坊ちゃんレオニートに出会う。彼も医師団に入団したいというのだ。二人は協力して船に乗りこむが……。『水使いの森』で第4回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞の著者が贈る、竜の医師を目指す少年たちの物語。/【目次】プロローグ/カルテ1 咽喉(のど)の痛みと、竜の爆炎/カルテ2 全身の痒(かゆ)みと、竜の爪/カルテ3 もの忘れ、ふらつき、そして竜巻(たつまき)/解説=小出和代

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Posted by ブクログ

ネタバレ

超巨大な竜の病気を治すための医師団に所属する人々の話。竜は人が好きで比較的大人しい?生物ではあるが、大きさが桁違いなので些細なことで災害をもたらす。色々な物語によって竜の大きさというのは異なるが、この本の竜のスケールは山より大きい。ゲップ一つで大災害が起こるレベルなので、その大きさから来る扱いづらさと、その対処を考える辺りが面白い。

意思疎通の困難などもあり、そもそも何が問題かをまず紐解いていくことになるが、話に出てくる病気は人間でもかかるごく当たり前なものなので理解もしやすい。今回は老竜の病気を治す話だったが、同じような病気にかかったこともあり勝手に親近感を抱いた。運動はせにゃならんよなぁ…

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2025年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ファンタジー小説が好きなので、読んでみた1冊。

竜の医療は、想像以上に命がけ。
くしゃみをすれば、竜巻が起き、背中を掻けば、山が潰れる。
そのことに、驚きました。
竜たちからすれば、私たち人間は蟻同然なんだなと。

まだ1巻しか読んでいませんが、スラスラと読めました!

リョウとレオの今後の冒険もとても楽しみです!
早く続編が読みたくなるような作品でした!

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2025年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白すぎる!!!!!!
今までの物語に出てくる竜はみな
強くて、賢い賢者のようなイメージがあった。
しかし竜も歳を取り病んでしまう、、?
そんな病んだ竜を治療し、竜による災害が起こることを防ぐのが竜ノ医師!

出てくる竜の性格にも差があり、
今までのファンタジーにでてきた竜とは少し異なるかもしれない
ディドウスは竜王だけど、側からみるとちょっとわがままなおじいちゃんで可愛らしくもある。けれど一声鳴くと、大勢の竜が集まり慕われている竜王であった。

竜のキャラクターだけでも魅力的なのに、
主人公であるリョウや、レオたちも目が離せなくて本当に面白い。ものすごく凸凹コンビだけど、なんだかいいコンビ…?と思いきやレオが…!とまさかの展開で続きが気になって仕方ありません。2巻も読みます。

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2025年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

竜の恵みにより人々が暮らす世界。竜が病むと災害が発生するため、竜の病を治す「竜の医師団」が存在する。ヤポネ人の少年リョウはヤポネの特殊な力を使って竜の病に立ち向かう。
人間なら何でもない動作を巨大な竜が起こすと、災害級の影響が出るということがコミカルに描かれている。そんな中でもリョウが竜を想う気持ちには心打たれた。
また道中で出会ったレオニート、学校で出会うリリ、上司のニーナとの掛け合いが面白く、すごく読みやすい。最後のディドウスが飛ぶシーンは大迫力で、すごく映像で見たいなと思った。

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2025年10月09日

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