あらすじ
美貌の有能宰相リュシアンの侍女である男爵令娘のビアンカは 病気の父に死ぬまでに孫が見たい、と言われ悩んでいた。話を聞いたリュシアンが「僕がお母さんにしてあげましょうか」と まさかの求婚。すれ違いもあったが二人は結婚をし、甘く蕩けるような蜜月を堪能する。幸せの最中リュシアンが王命を受け他国へと旅立つ事に。しかし帰国の日になっても彼が帰ってこない。事件の可能性を考え、ビアンカは彼を捜しに行く事に!?
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無自覚な恋
ハイスペ宰相ですが、DTで無自覚な初恋に振り回される様子が面白かったです。お相手が多少のことではめげない前向きな女性だったから良かったのかも。
見栄は張ってはダメ
仕事一筋に生きてきた、宰相様にも誰にも言えない秘密があったなんて!
自分の気持ちに気が付かないとか、何事も男性がエスコートしなくちゃとか。
特に奥様を「おかあさん」にするために乗り越えなければならないハードルについて実は経験がなかったとか。
さまざまな小説を読んでいて、男性は女性経験豊富で、女性は全く初めてのパターンが多く違和感がないわけではなかったのですが、
この話では、二人ともほんとに初めて・・・。
宰相様、奥様に見栄を張るとよいことがないですね。
最後に、宰相様の出生の秘密が明らかになりますが、若い奥様もよく頑張りました。拍手です。
ハッピーエンドで良かったです。
裏切られて面白い
なかなかにぶっ飛んだヒーロー。
宰相がこんなにポンコツだとは思わなかったし、まさかの◯◯!これで終わらず、◯◯で悩むヒーローなんて初めてでした(笑)
その為、ヒーローの思考が斜め過ぎて、予想ができない為先が読めず気になって面白かったです。
こんなヒーローには、ビアンカじゃなからば夫婦として成り立たず、結果国まで滅んでいたと思います。
最後のラブレターまでも、初めて見るラブレターでした〜(笑)
最高!
作家さん買いです。
もうすっごいおもしろかったです。
きっと何回も読み返すと思います。
タイトル見て「ムロのどうしたろうかしゃんじゃん…」と笑ってしまいました。
リュシアンのぶきっちょさも愛おしいし、ビアンカの猪突猛進なところも大好き。
ニヨニヨが止まらないし、でもちゃんとあさぎ先生らしい切なくて泣いちゃうようなシーンもあって、おなかいっぱいです。
今までのあさぎ作品よりもすごく軽やかで、なんだかすごく親近感がわくお話でした。
最高!これは読むべき!
挿し絵にキュン♡
挿し絵の色っぽい二人にキュンとします。
ハイスペックなのに出生の秘密から自己肯定感の低すぎる旦那様と、健気で逞しい幼妻。
無垢な幼妻を相手に、童貞を打ち明けられずに悩んだり、早漏で嫌われると思い込んだりするくせに、何とか威厳を保ちたい、ちょっと残念な夫、問題があると何とかしようと行動的な妻。応援したくなる新婚カップル。幸せな気分になれます。
愛を知らず、変化を恐れ、仕事だけを生きがいにしてきたちょっと偏屈ヒーロー(童貞)。
そんなめんどくさい男に一生懸命尽くすヒロインがとにかく元気で可愛い。
ヒーローの言動に若干イラッとしつつ、無自覚の溺愛とドタバタストーリーを存分に堪能。