【感想・ネタバレ】下流社会 第3章~オヤジ系女子の時代~のレビュー

あらすじ

女性の趣味が大きく変化している。おしゃれなイタリアンよりも居酒屋に誘われたい、休日は映画鑑賞よりもお寺めぐり、父親の趣味の遺伝など、彼女たちの変化は消費行動にあきらかに表れている。彼女たちは、言わば「オヤジ系」。本書では、独自調査やライフスタイル別のインタビューをもとに、現代女子を取り巻く新たなニーズを探っていく。男子諸君、企業の商品開発者、職場の上司たちは、どう変われば女子心をつかめるのか!?【光文社新書】

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Posted by ブクログ

ネタバレ

下流社会という流行語を生み出した三浦展氏による下流社会第3章。世代マーケティングが専門ということで、下流社会もいつの間にか女性の消費性向の変化にフォーカスする作品となった。
昔は、ブランド物志向が強かった短大卒一般職という女性が減り、女性の趣味がオヤジ化しているという。
職場にスカートで行くか、という質問からは始まり、趣味が歴史や写真など昔はオヤジの趣味だったものを女性がかっこいいと称し、新たな市場が生まれている点を指摘。女性誌の表紙の変化などからも女性の消費性向の動向がわかるという視点は面白い。
昔は仕事終わりに百貨店に行くような行動が今は残業のあとに牛丼屋に一人で行く生活。そりゃ百貨店の売上は落ちるわ。
ミクロ経済を見る上ではこうした社会学的な分析も欠かせませんね。マーケティングの法則。

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2012年01月23日

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