あらすじ
ホモ・サピエンスが文明を築き、世界を制覇したのはなぜか? 人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て歴史の統一まで描く、巨大な物語。世界的ベストセラーついに文庫化!
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Posted by ブクログ
ホモサピエンスの誕生から遡ることで、現在私たちが生きている世界を改めて見直す機会になった。
難しい表現や言葉も多かったが、勉強になる。
壮大な小説のようで、ゆっくり時間をかけながら読みました。
印象的だったこと
・ホモサピエンスはそもそも他の種を滅ぼそうとする生き物である(実際ネアンデルタール人などは滅ぼされている)
・認知革命によって架空(虚構)を生み出せるようになったことが、他人種との違い
・贅沢品は必需品になり、新たな義務を生じさせる
・想像上の秩序は生まれてからありとあらゆる手段で叩き込まれているため、疑うことすらしないことも多い
・以下本文そのまま抜粋
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このような悪循環は、何百年も何千年も続いて、偶然の歴史上の出来事に端を発する想像上のヒエラルキーを永続させうる。不正な差別は時が流れるうちに、改善されるどころか悪化することが多い。お金はお金のある人の所に行き、貧困は貧困を招く。教育が教育を呼び、無知は無知を誘う。いったん歴史の犠牲になった人々は、再び犠牲にされやすい。逆に、歴史に優遇された人々は、再び優遇されやすい。
たいていの社会政治的ヒエラルキーは、論理的基盤や生物学的基盤をいており、偶然の出来事を神話で支えて永続させたものにほかならない。
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Posted by ブクログ
非常に面白かった。
人類史の書籍を初めて読んだが、これまでにない切り口で、人間とはなにか、どこへ向かうのかを考えさせられる内容だった。
狩猟から農耕へのシフトが、これほどまでにインパクトを与えたというのは印象的だった。
人間のもつ特性について、これまでの長いスパンでの進化という視点で考えると納得感のあるものも多々あり、その点も興味深かった。
下巻は特に人間とは何か、ヒトを人間たらしめるものは何かといった点に思いを馳せる内容であった。後世にDNAを残すというのが生物としての成功の定義なのかもしれないが、それは幸せであることとはまた異なる。我々はこの先どこに行き着くのか、というのがとても興味深い。
また読み直したい。