感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
評判に違わず、目から鱗、今までなんて浅いところしか見ていなかったのか…こんなに心を揺さぶられる歴史書って何?
まだ上巻しか読んでないけれど、何かに迷ったときに戻ってきたい。
Posted by ブクログ
思った以上に衝撃をうけた。ただの歴史書、説明文かと思ったら、ある意味哲学書だな、これ。
結構今までの価値観を覆された項も多かった。
サピエンスの誕生から狩猟ー農耕ー文明までの流れは知識として知的好奇心をくすぐられる内容であり、推察の部分についても納得感ある流れ。
虚構という概念については本当に衝撃的。
宗教なんて全て虚構、人種差別も虚構だし、逆にそれが平等で人権を尊重すべきという考え方も虚構、金も会社も帝国も全部虚構。
虚構があるからサピエンスは覇権をとれた。
なるほどねぇ。そういう風にも考えられるのかと、納得した反面、半分モヤモヤ。
下巻が楽しみです。
Posted by ブクログ
自分たちの今見えている世界がどのようにして作られてきたのか。
色々な進化の過程を経て、今の世界ができあがっている。
今となっては生態系のトップに位置しているが、ヒトもただの動物だったのだ。
過去には今では想像もできない世界があり、未来にはさらに想像できない世界になっているだろう。
自分たちの生きている今は、歴史の中でなんと少ない時間なのだろう。
狩猟採集民から農耕民族に変化していくあたりが一番面白かった。
Posted by ブクログ
題名の通り、ホモ・サピエンスの全歴史について。
前提として、地球の歴史上、人類が私たちホモ・サピエンスだけではないという事実を理解することが重要である。
人類=私たちであるが、私たち「だけ」ではない。
ネアンデルタール人や他のホモの冠を持つ人々も彼らではなく私たちなのだ。
ホモ・サピエンスに雑多な人種が存在するのと同じように、つい数万年前には別の人類が存在していた。
しかし、現在ではホモ・サピエンスしか残っていないため、人類は特別であるという幻想に囚われてしまっている。
ホモ・サピエンスに認知革命が起こり、空想を言語化しストーリを編むという虚構を生み出したことで、神や権力、貨幣という目には見えない新たなシステムが誕生していった。
本書は、ホモ・サピエンスの繁栄に沿っての歴史が描かれており、狩猟採集時代から農耕時代に移ったことは、人類にとって成功だったのかを問う内容となっている。