あらすじ
大国撃破の熱狂が冷めやらぬファルーン王国。
そこにドルセンが誇る五天位の一人、「狂乱の皇女」カーミラが単身乗り込んできた。
その眼前に立ちはだかったハンドレッドの剣術指南役・ヤマトは、戦いの最中に「この方はマルス王が娶るのがふさわしい」と思いつく。
当然の如くマルス以外の意見は全員一致し、フラウとカーミラによる「正妃の座をかけた頂上決戦」の舞台は着々と整っていくのであった――。
感情タグBEST3
いやぁ
そうなりまっか!成る程な!!
どんな悪人でも、あの国に入ったら
可哀想な存在になるという…
どんなやねん(-_-;)
表紙の人物が…
最終的には、自身の目標を達成した事になるのでしょうか。その間の紆余曲折が、テンポよく想像を裏切るように進み、私は飽きずに読めました。
前半部分のあの方の常識に基づくツッコミを、[あなたがする⁈]と思いながら[でもその内容には確かにツッコむね]と納得しつつ読んで欲しいです。
今回も変わらず面白い
嫁が増えてハーレムのような形になっているものの、いちゃいちゃするような描写がないのでとても読みやすい(個人的に恋愛描写が嫌いなだけですが)
主人公が強敵と戦う描写はあまりないものの、嫁やらハンドレッドやらが大活躍するので戦闘も楽しめる。蹂躙するだけじゃなく、良い戦いになる部分もあって見ごたえもある
ヤマトの声は大塚芳忠さんだなというのは想像できた
3巻も出るみたい
展開的にはオーバーロード的な感じで、世界の敵みたいになっていきそうだな。
市民の評判が良いのが異なるが。
さてさて、抗える力のあるものはいるのかな。
Posted by ブクログ
異世界を舞台にしながらも、どこか地続きのリアリティを感じさせる不思議な作品。2巻では、主人公マルスの周囲でさらに勘違いと暴走が加速し、物語のテンポはさらに小気味よくなっている。特に、婚約者フラウをはじめとする登場人物たちの“狂気的な愛”が絶妙なバランスで笑いと緊張感を生み出し、読者を飽きさせない。誤解の積み重ねが国家の繁栄につながってしまう皮肉混じりのユーモアも心地よく、気がつけば一気読み。読み終えた後には、不思議と元気になれるような、そんな物語だった。